ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

旅の最後の夜は、祇園のお茶屋さんへ、舞妓さんと過ごす夜

2011-01-25 | 旅行
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一日、歩き回ったミモロですが、今夜、旅の最後の夜とあって、夕食後も京都の町に出かけます。

行き先は、祇園。京都の5つの花街のひとつです。近年、祇園の入口の「一力茶屋」から続く花見小路は、電柱を地中に埋めて、古き佳き趣が復活しました。道の両脇に連なる町家の軒先につるされた赤い提灯の灯りが、なんとも花街らしい華やかさと艶を漂わせています。

「赤い提灯に描かれているのは、みたらし団子なんだよ」

花見小路には、ほろ酔いかげんの人達が、楽しげに歩く姿があちこちに。

旅のポイント:祇園には、料理屋さんがいっぱい。女性だけでも、気軽に予約なしで入れる店もあり、一度は、夜に訪れたいところ。またおしゃれなワインバーやカウンターのバーもおすすめ。

ミモロは、「一力茶屋」から、ちょっと夜の祇園を歩いてみることに。「どこかに舞妓さんいないかなぁ」。通りを見渡しても、和服姿の人はいても、会いたい舞妓さんの姿は見つかりません。

旅のポイント:祇園で舞妓さんに会えるのは、やはり夕暮れから夜。ただ夜は、お仕事中なので、写真などをお願いしても無視される可能性大。舞妓さんは、携帯電話を持っていません。だから、メルアドの交換などは不可能です。もし舞妓さんとゆっくりお話したいなら、お茶屋さんなどから紹介してもらい、お座敷に呼ぶことから。京都の男性にとって、夜、花街を歩いていて、「○○さん、こんばんわ!」と、舞妓さんや芸子さんから挨拶されることがステイタスだとか。


さて、ミモロは、舞妓さん探しを諦めて、花見小路から、祇園ホテルの裏側の方向に細い道を進みます。

観光客が歩く花見小路の奥にも、実は、料理屋さんやお茶屋さんがいろいろ。


ミモロは、一軒の町家の格子戸を開けて中に。ここは、祇園のお茶屋さんの「も里多」です。外からは、まるで個人のおうちのような佇まいです。

玄関に立ち、「こんばんは」と声を掛けると、家の中から和服姿の女主人が、にこやかな笑顔と共に出てきました。お茶屋さんは、お客さんが、舞妓さんや芸子さんを伴って、いっしょに、お酒を飲みながらくつろぐ場所。この家の2階にも、お座敷があり、お客さんの要望で、料理屋さんから料理を頼んだり、舞妓さんの踊りなどが楽しめます。

旅のポイント:お茶屋さんの多くは、外にさりげない表示があるだけ。格子戸を開けて中に入っても、「一見さんお断り」のため、見知らぬお客は、「どちらさんどす?」と言われるのがオチ。行くなら、最初は、そこをよく知る人といっしょに。次からは、よほど嫌われていなければ、入れてくれます。


「いやぁ、ミモロちゃん、久し振りどすなぁ。さ、はよう、おあがりやす」。
「こんばんは、おかあさんも元気そう・・・・」
ミモロは、馴染み客なので、女主人を舞妓さんたちのように、おかあさんって呼んでます。

玄関を上がると、奥は、大きなテーブルとカウンターがあるバーになっています。

今夜は、おひとりさまのミモロ。カウンターに座って、バカラのグラスに注がれた絞りたてのオレンジジュースを使ったカンパリオレンジを飲みながら、おかあさんやカンターのほかのお客さんたちと今回の旅の話などで、盛り上がります。


食いしん坊のミモロをよく知るおかあさんは、ミモロの前には、次々と美味しい小鉢の料理をだしてくれました。「これ、美味しい!」

しばらくすると、「おとなり、よろしゅうおすか、あれ、かわいいクマちゃんどすなぁ」と声が。横を見ると、なんと会いたかった舞妓さんが・・・。

「あ、あの、ネコなんですけど・・・」ミモロは、しどろもどろに。
「かんにんどすぇ。かわいらしいネコちゃんどすなぁ。はじめまして、孝まりどす」。
昼間の稽古姿の舞妓さんもかわいかったけど、だらりの帯姿の舞妓さんは、やはりすごくキレイです。髪の花かんざし、紅をさした小さなお口、みんなかわいい!

孝まりさんや連れのお客さんの話に、ときどき加わりながら、楽しい夜を過ごします。


「ほな、そろそろご飯食べに行こか」と、お客さんに促されて、孝まりさんは、お鮨屋さんに出かけることに。「へぇ、ほなおかあさんいってきます」と言って席を立つ孝まりさんに、「あの写真いっしょに撮ってください!」思い切ってミモロはお願い。
「よろしゅうおすかぁー」連れのお客さんに尋ねます。「いいよ」と言われ、「ほな、いっしょにね」と写真をいっしょにパチリ。


憧れの舞妓さんといっしょに、記念撮影に、ミモロはとても嬉しそう。

旅のポイント:お仕事中の舞妓さんや芸子さんは、連れのお客さんが第一。ほかのお客さんと、何かするときは、必ず連れのお客さんに、いいかどうかお伺いを立てます。いつか舞妓さんを連れて歩きたい・・そんな憧れをもつ男性が多いのも頷ける心遣いです。ぜひ、いつかそんな経験をしてください。


「ミモロちゃん、またご贔屓に・・・おおきにぃ」別れ際に、ミモロは、「孝まり」と書かれた名刺代わりの小さな千社札をもらいました。

「じゃ、またね・・・」もらった千社札を大切に抱えながら、名残惜しげにお別れします。



のんびりお茶屋さんのバーで過ごしたミモロが、ホテルに戻ったのは、もう夜中。


「ウー飲みすぎた・・・クー苦しい・・・」ミモロは、ベッドに直行です。
明日の二日酔いが心配です。


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とうふ料理に舌鼓。北野天満宮で知恵を授けてもらいます。

2011-01-24 | 旅行
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 京都で最も歴史が長い花街、上七軒。花街の風情漂う通りで、幸運にも舞妓さんに出会ったミモロ。「素顔の舞妓さんもかわいいね。でも、だらりの帯を着た姿もみたいなぁ」。残念、夜にならないと、支度をした舞妓さんには、会えませんよ。

お昼を食べに訪れたのは、京都の趣が漂う町家のひとつ、とうふ料理「くろすけ」です。
 

のれんをくぐると、階段ダンスがある帳場に入ります。「まだお食事できますか?」14時のラストオーダーぎりぎりに到着したミモロが、心配そうに尋ねます。「おいでやす、どうぞ、どうぞ・・・」通されたのは、2階の座敷。一番小さなお昼のお膳(3150円)を注文します。

「おとうふ料理だから、一番小さいので足りるかなぁ?」食いしん坊のミモロはポツリ。

しばらくして、仲居さんが、次々にお料理を運んできます。

「わー美味しそう!すごーい!」とうふの田楽、卵豆腐をはじめ、とうふを使ったいろいろな料理がテーブルいっぱいに。


「熱いから気をつけてくださいね」。湯気の上がる蒸篭(せいろ)蒸しの豆のご飯に身をのりだすミモロでした。

「うー、苦しい!思ったより品数が多いかったから、もうお腹いっぱい」食べ応えも十分。ミモロのお腹は、ポッコリと。

旅のポイント:上七軒は、昼食が食べられるこじんまりとした料理屋さんがいろいろ。歌舞練場にも喫茶があり、ビーフシチューなどの洋食が食べられます。とうふ料理「くろすけ」は、075-466-4889 火曜休 京都市上京区今出川七本松西入真盛町699  夜は予約を。


「ちょっと歩かなきゃ」。昼食後、近くの北野天満宮に向かいます。



北野天満宮は、学問の神様と崇められる菅原道真を祀った神社。受験合格を願う学生が、真剣にお参りを。その横で、「どうか、もっとお金持ちになれる知恵がつきますように・・・」とお祈りをするミモロです。

社殿は、1607年に豊臣秀頼が造営したもの。また奥のもみじ苑には、洛中洛外の境界として、また水害を守るために、1591年に秀吉が築いた御土居という土手が残っています。そこは紅葉の名所。秋には、ぜひ足を伸ばしたいもの。


社務所でミモロはお守りを探します。「えーっと知恵がつくのは、どれかなぁ?」。


境内には、かすかに甘い香りが漂っています。すでに蕾が膨らんだ早咲きの梅の香りです。2月下旬になれば、境内の2000本の白やピンクの梅が、見頃を迎えます。



北野天満宮の境内には、大きな牛の像が点在。

「牛は、神様のお使いなんだって!」ミモロの顔は、カメラに近いから、牛と同じくらい巨大に見えます。


旅のポイント:北野天満宮の梅苑公開は、2月下旬から3月上旬まで。また2月25日には、梅花祭が行なわれます。苑内には、茶店もあり、梅の花をのんびり観賞できます。毎月25日に行なわれる骨董市は、覗くだけでも楽しいもの。朝6時前から始まるので、朝食後、早めに出かけるのをおすすめ。掘り出し物に出会える可能性も高まります。


「この近くにおやつにピッタリのものがある!」そういうと、ミモロは、宝物殿の横から、境内から外に。名物のやきもちの店「天神堂」に一目散。

やきもちと書かれたのれんを上げて、ガラスのケースにへばりつきます。


「ひとつ下さい」。1個100円のやきもちの香ばしい皮の中には、つぶ餡がたっぷり。
ほどよい甘さが、口に広がります。店の片隅の椅子に座わり、お茶をいただき、その場でほお張るミモロ。あ、口のまわりにあんこが・・・・。「甘いものを食べると、疲れが癒される・・・今日は、結構歩いたよね」。確かに、ちょっと距離はあったかも。

旅のポイント:「天神堂」は、月2回不定休が。一応問い合わせて、075-462-2942
西陣・北野天満宮の周辺には、見どころ、食べどころがいろいろありますが、清水寺や祇園のある東山地区に比べ、観光客は少なめ。地元の生活に密着した店なども楽しく、町歩きには、おすすめの穴場です。



ミモロは、今出川通から、バスで今出川駅に。そして地下鉄を乗り継ぎ、ホテルへと戻ります。 さて、京都の旅の最後の夜は、祇園のお茶屋さんにでも出かけましょうか。


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西陣の町家ギャラリーでひと休み。舞妓さんにも出会った上七軒

2011-01-23 | 旅行

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広い京都御苑を歩いたミモロは、烏丸通からタクシーに乗り、次は、今出川通を西に進みます。


「ここで止めてください」と運転手さんにお願いしたのは、今出川通を一本南に下がった西陣の一角。西陣織で有名な着物や帯の職人さんの町です。今も、町家が軒を連ねる京都らしい町並みが残っています。

旅のポイント:MKタクシーには、着物割引のサービスがあり、和服を着て乗ると料金を10%割り引いてくれます。もし、着物姿なら、ぜひMKタクシーを見つけたいもの。また着物姿の人のために、寺社や美術館、博物館などの優待が受けられる「京都きものパスポート」が発行されています。ぜひ、着物で京都を楽しみましょう。京おんな気分が満喫できますよ。着物のレンタルもあります。



ミモロが訪れたのは、作家ものの器が揃う「ぎゃらりぃ澤」。


オーナーの澤さんに迎えられ、ミモロは、暖簾をくぐり、苔玉が飾られた路地から、お店の中に入ります。「なんて京都らしい建物!」と、ミモロは店を見回して一言。



店の建物は、築80年以上たっている大きな町家。京都ならではの、深い奥行きと坪庭など、風情あふれる造りです。上がった座敷の各所に、京都の器作家さんをはじめ、澤さんが選んだ、趣味の良いさまざまな器が並んでいます。


「この器いいなぁ、あ、これもいい感じ・・・」。広い座敷をあちこち見て回るミモロです。

「ここでは、お茶やコーヒーも飲めるんだ・・・」。ミモロは、コタツに入って、手作りのデザートとお茶をいただくことに。


旅のポイント:「ぎゃらりぃ澤」は、不定休なので、訪れる場合は、事前に電話で確認を。075-465-1087 ホームページあり。

しばらく、コタツでのんびり過ごしたミモロは、澤さんの案内で、上七軒にお昼を食べに出掛けます。


上七軒は、北の天満宮の門前茶屋として栄えた花街。祇園甲部、祇園東、宮川町、先斗町を含む京都に5つある花街のひとつです。唯一、市内の西に位置し、繁華街に隣接する他の街よりも、しっとりとした趣が漂っています。室町や西陣の旦那衆が贔屓にし、太秦の映画村に滞在する俳優さんたちも通ったそう。

「あ、舞妓さん!」ミモロが思わず駆け寄ると、「きゃーかわいらしい、クマちゃんどすなぁ」と、お稽古姿の舞妓さんに囲まれました。「あのーネコなんですけど・・・。いっしょに写真とってもいいですか」とミモロ。「ネコちゃんどしたか。かんにんどすぇ。へぇおおきに」


記念に写真を一枚パチリ。「舞妓さんってかわいいなぁ」。ミモロの旅の思い出のスナップになりました。

旅のポイント:京都では、夕暮れ時、花街を歩いていると、舞妓さんや芸子さんに
出会うことがあります。写真を撮りたいと思ったら、まず、撮影していいか、聞きましょう。突然、シャッターを切るのは、失礼です。また、無断で着物に触ったりするのは、厳禁!


さぁ、急がないと、目指すお店が閉まってしまいますよ。もう随分、お昼時を過ぎてしまいました。

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お茶やケーキ・・・ミモロの大好物もいっぱいの寺町通

2011-01-22 | 旅行


和紙の老舗「紙司 柿本」の隣りには、茶の文字を白く染め抜いた大きな暖簾が揺れる、古い佇まいの店があります。


ここは、約290年前に創業したお茶の専門店「一保堂」(いっぽどう)。京都の茶道の家元にもお品を納める老舗です。

店の棚には、大きな茶壷が、下には、古い茶箱が並んでんでいます。


「ああ、お茶のいい香り」鼻をピクピクさせるミモロです。「どれにしようなかぁ。迷っちゃう」。煎茶、番茶、玉露などの種類のほかに、値段によって品もいろいろあるんです。



ミモロが悩んでいると、「これどうぞ・・・」とお店のスタッフが、煎れたてのお煎茶を出してくれました。しかも、ミモロのお茶碗は、他の人に出されるものとは違って、かなり小さな器です。「ミモロのために、煎れてくれたんだ」と大感激。そんな心遣いが、とても嬉しく、さすがユーモアのある素敵なおもてなしです。

「あー美味しい。この円やかな味わいがたまらない・・・・。でもお茶を美味しく煎れるのって、むずかしい・・・」とミモロ。確かに、同じ茶葉でも煎れ方ひとつで、味は大きく違います。あなたは、上手に煎れられますか?

「美味しいお茶の煎れ方もお教えしますよ」とお店の方。店の一角にある喫茶室では、自分の好みの茶葉を選び、美味しく煎れられるよう教えてくれるそう。「和菓子も自分で煎れたお茶といっしょに食べられるんだって・・・・」、興味津々のミモロ。まだ先を急がなくていけないので、またね。

旅のポイント:「一保堂」では、毎月お茶の上手な煎れ方が学べる教室が開催されます。詳細は、ホームぺージで。京都では、ほかにも公開講座や体験教室などが盛んです。旅の予定にあらかじめ組み入れておくと、いっそう京都を実感できる旅になりますよ。


ミモロは、先程、味わったお煎茶の袋詰を買って、店を出ます。

美味しいお茶だった!


寺町通でも、この辺りは、両側に舗道があり、ゆったりとお店が見て回れます。ミモロは、通りの両側を行ったり来たり。ジグザグに進みます。

「近くにケーキのお店があるはず!」ミモロの足取りが急に速くなりました。


ケーキショップの「シェ・ラ・メール」は、お菓子教室もやっている評判のお店。
店内には、甘いケーキの匂いが漂い、ミモロの食欲をそそります。

ケースに並ぶ、色とりどりのケーキをひとつひとつ見るミモロ。「やっぱりフルーツがたっぷり入ったロールケーキにしよう」。ミモロが選んだのは、このお店で人気のケーキのひとつ。甘酸っぱいフルーツとほんのり甘いクリームを、ふわふわのケーキ生地で包んだ、フルーツたっぷりのロールケーキです。

ケーキと紅茶でひと休みしたミモロは、やっと京都御苑に到着。




丸太町通を渡り、堺町御門から、京都御苑に入ります。

「広ーい!」。京都の風物詩の葵祭と時代祭の行列が進む建礼門前大通りは、遠く北山まで、見渡せる広い道に、ミモロの声もつい大きく。


旅のポイント:京都御苑は、周囲4キロの広大な敷地にあり、一度入ると、どこかの門まで歩かないと出られません。門の数が少ないので、結構歩く覚悟を。(車を見ることがありますが、環境庁か宮内庁の関係車両なので、いくら手をあげても、絶対乗せてくれません!)もちろんハイヒールなど行くと、ヒールの部分が砂利でボロボロになります。ご注意を。


「ここは歩きにくいから、林の中に行こう!」と、砂利が敷かれた道を避け、ミモロは、木々が茂る林の中へ。さすがミモロ馴れてますね。



「ここにいると、ほっとする」、きっととてもいい気が流れているのでしょう。ミモロは、木に寄りかかって、野鳥のさえずりや風の音に耳を澄ませます。

京都御苑は、市内の中心部にある自然の宝庫。京都御所の特別公開の時期以外は、観光客もほとんど来ない散策の穴場です。


旅のポイント:散策するなら、ぜひ早朝に。中には、24時間は入れますので、空気が澄んだ朝の気持ちよさは格別!パワーみなぎる感じです。京都御所には、公開日や見学申し込み申請をしないと入れないので、他の日に見られるのは、御所の塀と門だけ。東側には、名水で知られる梨木神社がありますが、ミモロが歩いたコースからは、かなり距離があります。

しばらくして、あれ?ミモロがいない・・・・。



「ここ、ここ」大きな木の上から聞こえるミモロの声。さすがネコ、木登りは得意です。

旅のポイント:京都御苑の魅力は、自然に尽きます。春は、苑内の随所で桜が咲き、秋は、大イチョウをはじめ、楓、桜などの見事な紅葉が楽しめます。お弁当を持って、ピクニック気分で行くのもおすすめ。



京都御所の西にある宜秋門(ぎしゅうもん)を見てから、中立売御門(なかたちゅうりごもん)から、烏丸通に出たミモロです。

「もう歩くのイヤ。タクシーに乗りたい!」と御苑の広さにさすがのミモロを疲れ気味。 お昼を食べに、上七軒へと向うことに


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大人が楽しい老舗が揃った寺町二条へお買物

2011-01-21 | 旅行
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昨夜、ぐっすり眠ったミモロは、さっそく町に出掛けます。まず、ホテル近くの蹴上駅から、地下鉄東西線に乗って、京都市役所前駅へ。



町の中心部を南北に通る寺町通は、南は五条通から北は、鞍馬口通まで続く長い通りです。ミモロが、長い寺町通のなかでも、特に気に入っているのが、修学旅行生が多いアーケードを過ぎた御池通から今出川通までの間です。「ここには、大人が好きそうなものが揃っているの」。京都に来たら、ミモロが必ず立ち寄る場所です。

この通りでミモロが楽しみにしているのが、和洋両方の骨董のお店や画廊、紙や筆、茶道具などの老舗やケーキやコーヒーの美味しい喫茶店、古い着物や器を扱う店など。好きなものが、通りの両側に揃っています。

「若い子にはこの通りの良さはわからないかも・・・」と自慢げに鼻をならすミモロ。一体、ミモロはいくつなの?

旅のポイント:通りから見ただけでは、わからないが、店内に入ると、興味引かれるものに多数出会うのが、ここにある店の特徴。ゆっくり時間の余裕をもって、出掛けましょう。


江戸時代創業の錫製品を扱う「清課堂」(せいかどう)。端正な酒器や茶器をはじめ、お香立てやアクセサリーなど、長く大切に使ってゆきたいものが揃っています。「この盃で日本酒を飲んだら、美味しいだろうな!」とミモロ。日本酒の味がわかるの?



木版画や美術本、ハガキなどが種類豊富に並ぶ「芸そう堂」(うんそうどう*そうは草の旧字を使用)は、明治24年創業。「きれいなハガキがいっぱいある。お土産にしよう!」。美しい色彩のハガキから、お気に入りを探すミモロ。帰りがけには、「この子可愛い!チュ!」と、お店の外に飾られた日本画家、神坂雪佳の仔犬とキッス。(仔犬は、絵では、カタツムリを見つめています)。



レトロな建物の「村上開新堂」は、明治37年創業の京都で最も長い歴史ある洋菓子店。
ロシアンクッキーとみかんのゼリーが有名。「かなり渋い感じの洋菓子・・・」。



「京都アンティーク センター」は、西洋をはじめ、アジアや日本のアンティークショップ17店舗が入ったモール形式のお店。「ここに入ると、しばらくは出られない」。今日は、ダメ!先に進みましょう!「ウー残念・・・」


「紙司 柿本」は、弘化2年(1845)創業の紙の老舗。日本全国の紙産地などの和紙が、棚に多数並んでいます。店主のセレクトによる品々も評判。「和紙の名刺や便箋って、温かい感じがする。いろいろある和紙の小物は、お土産にピッタリね」とのこと。

見るものだらけの寺町通。ミモロの足取りは、なかなか速くなりません。さぁ。次のお店に行きましょう。

ミモロからの質問:京都で必ず立ち寄るところはどこ?教えて
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