ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

レトロな建物でいただく洋食。大正11年創業の元祖オムライスの店「北極星」。大阪北浜店

2021-10-21 | 大阪

「今日のランチは、ここにしようかな?」と、ある日、大阪、北浜に出かけたミモロが、1軒のレトロな建物の前に立ち止まります。


京都、出町柳駅から京阪電車で、約1時間。大阪、北浜エリアは、大阪証券取引所などをはじめ、レトロな建物が残っている場所です。

ミモロが、足を止めたのは「青山ビル」という国の登録有形文化財に指定されている大正10年(1921)に建てられた優美な装飾が施されたスパニッシュスタイルで、西園寺公望の渡欧に同行した野田源次郎が、その時見た建物をイメージして大林組が設計した個人邸宅でした。

「ここおうちだったの?すごいね~」と、ミモロは、建物のそばにある説明を見て…。

「すごくレトロな建物に興味あるけど、まずはランチにしようよ~お腹空いちゃったもの…」とミモロは、その建物の1階にある洋食屋さん「北極星」により心惹かれたよう。(お腹が引かれた~)

「ほら、オムライスの写真がある~美味しそうだよ~」というと、中へ進みます。


店内は、レトロな外観と同じように、落ち着いたレトロな雰囲気。


「どうぞ奥へ~」とお店の人に促され、調理場の様子を横目で見ながら、さらに奥へ進みます。


「へぇ~奥は、なんか昔のダイニングルームみたい~」


オーク材のシックな色合い…壁面には、飾り棚も

「わ~照明もいい感じ~」と上を見たり、横を見たり、キョロキョロあちこち店内を見渡すミモロです。


「ここのお店、歴史ありそう~」とミモロ。
そう、ここは「北極星」は、大正11年の創業で、大阪の洋食の草分け的存在。大阪人なら誰もが知っているお店とか。

現在の本店は、心斎橋にあり、大阪市内を中心に、西宮や、なんと京都にもお店を展開しています。

「え~京都にもあるんだ~」京都駅のポルタと四条河原町の商業ビルにもお店があります。

「あの~ここのお店も古いんですか?」とお店の方に…

「いいえ、ここは昨年(2020)の7月にオープンしたんです」と。「あ、そうなんだ~でも、お店の歴史とこの建物の雰囲気すごくマッチしてて素敵ですね~」とミモロ。「はい、建物の趣に合わせて、内装もしているんですよ~」と。

「北極星」で特に有名なのは、創業者である先代が、大正14年(1925)に考案したという「オムライス」。「え~ここがオムライス発祥のお店なの?」と、ミモロの目が輝きます。今や洋食を代表する料理のひとつでもある、フワフワ卵の「オムライス」は、大阪生まれだったのでした。

メニューにもひと際大きな写真のオムライス。

「う~食べたいけど…ちょっと大きいかも…」とミモロ。お友達といっしょで分け分けするなら…。

そこで、ミモロが注文したのは、平日のAランチ950円
それは、ハンバーグとカニクリームコロッケとサラダ、そして味噌汁とご飯のセット。「大好きなものがいっぱい~」と。


「でも、今度、お友達誘って、京都のお店でオムライス食べよう~」というミモロです。

レトロな建物でいただく洋食って、やっぱりいいものです。

*「北極星 北浜店」の詳しい情報はホームページで


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夜空にうっとり…「万葉集に親しむ~夜空のファンタジー~」文化パルク城陽プラネタリウム 

2021-10-20 | イベント

「今日は、夜空を眺めながら、万葉集のお歌が聞けるんだって~」と、ミモロは、万葉集の時代に合わせた衣装で出かけました。

向かったのは、奈良県に近い京都南部の城陽市にある「文化パルク城陽プラネタリウム」です。


「へぇ~城陽にプラネタリウムがあるんだ~」と、全く知識がなかったミモロです。


ここは、1995年に竣工した、大小のホールをはじめ、図書館、歴史民俗資料館、コミュニティーセンター、そしてプラネタリウムがある城陽市の文化交流施設です。

エントランスホールには、世界地図…「ここが今、いる場所だよ~」と日本地図の上に立つミモロ。

「愛を叫んでいい?」と。はい、世界の中心で愛を叫んでください~

広~い施設の中をプラネタリウム目指し、スロープを歩きます。


そして、プラネタリウムの入口へ。
この日(9月29日)は、さまざまな文化講座が行われるプラネタリウムでの「万葉集に親しむ~夜空のファンタジー~」というプラネタリウム講座が開催されました。


講師は、万葉集を学び、万葉集に作曲し、「万葉うたがたり」という独自のスタイルで演奏活動などをなさっている「南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館」の特別館長である岡本三千代さん。

万葉集のすばらしさを広く伝える活動をなさっています。

「ミモロちゃんも、万葉集好きなの?」と岡本さん。「はい、あんまり読んだことないけど…山上憶良や柿本人麻呂っていう名前は知ってます。防人の詠っていうのも…」と、まぁ、ほとんど知識がないミモロですが、歌の響きが美しく、またとてもおおらかで雄大な感じがする…と思っているようです。

岡本さんによる、万葉集の解説を聞き、また詠われる声がプラネタリウムに響きます。

京都府最大規模と言われる城陽プラネタリウム。ドームには、秋の夜空が映し出されます。


詠の間に流れるメロディー…「なんか気持ちよくて、うっとりしちゃう~ムニャムニャ」

夜空を見上げるミモロの目がトロンとして、今にも眠ってしまいそう。

リクライニングの椅子の座り心地は、まさに夢に誘うよう…。


約1時間半の講座…岡本さんのファンの方も大勢いらっしゃっていました。

講座が終わって、ロビーに出ると…「あ、ミモロちゃん、お目にかかれてうれしい~」と、毎日、ミモロのブログを楽しみに読んでくださっているという素敵な方々に会うことができました。

「いつもミモロちゃんの活躍、楽しみにしてるんですよ~これからも頑張ってね~」と励ましのお言葉。
「はい、ありがとうございます~ミモロ、嬉しい~」と感激するミモロです。

さて、「城陽プラネタリウム」では、毎月、さまざまな講座やコンサートなどが星空の映像と共に楽しめる企画が行われています。
「秋は、オーロラのお話や平安貴族の信仰の世界などの講座も行われます」と、馬場館長。

「11月3日は、秋の星空特別投影をピアノの生演奏をバックに行います。ぜひいらしてください~」と。

「これがオーロラ?神秘的~」と

ロビーエリアには、星空に関する資料なども展示されています。


夜の時間がグッと長く感じられるようになった今、もっと夜空を見上げたい…と思うミモロです。


*「文化パルク城陽プラネタリウム」の詳しい情報はホームページで


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洋食コックの手作り惣菜「テイクアウト専門店 洋食惣菜 スター食堂 御幸町錦上ル」

2021-10-19 | グルメ

「ここ、すごく興味ある~」とミモロが足を止めたのは、錦市場の通りと御幸町通が交差するそば。

「スター食堂」というお店です。

「こんにちは~」と言いながら、店内に進みます。


店内には、たくさんの種類の調味料や食材が並ぶ棚。

「ここ食品店かな?」

そして棚の向かい側には、ガラスケースが…


ここは、創業大正14年、京都の錦に誕生した洋食店「スター食堂」が、2021年4月にオープンさせたテイクアウト専門店「洋食惣菜 スター食堂 御幸町錦上ル」店です。

明治末期、洋食の可能性を感じた 創業者 西村寅太郎氏は、京都で洋食事業を始めます。飲食界のスターになろうという志から「スター食堂」と名付けた事業は、時代の波に乗り、戦前の京都に新たな食文化をもたらすことに。

戦後、より本格的なフレンチ料理店などをオープンしたり、ビール会社とのコラボなどで、当時話題となるビアレストランなども手掛けます。さらにより気軽に楽しめるカフェレストランや焼き肉居酒屋、ケーキショップなどの事業も展開。その時代のニーズに合った食文化を次々に広めていくことに。

そしてコロナの影響でおうちご飯などが多くなった2021年。新たな事業としてスタートしたのが、テイクアウト専門のデリカテッセン「洋食惣菜 スター食堂」です。

「美味しそうなものがいっぱい~」と、ミモロは店のガラスケースに釘付け。


そこには、揚げたてのコロッケをはじめ、サラダなど、さまざまな惣菜が並んでいます。


これらの料理は、洋食のコックさんが作った、まさにプロの味。


自分の好みの料理を好きなだけ選べるだけでなく、いろいろな品が詰まったお弁当など、おうちや事務所、お外で味わえる品々は、本当に魅力的。


さらに店内には、さまざまな食材や調味料も種類豊富に揃っていて、おうちでの料理をさらに美味しくしてくれます。
 

「これもヘルシーなおやつになるね~」とフルーツチップに興味津々のミモロ。


「日替わり洋食弁当600円だって~。ハンバーグやポークジンジャー、チキン南蛮なんかのメインが日替わりで出てくるんだってよ~う~限定15食・・もう今日は売り切れだって…絶対次回、ゲットする!」と、意気込むミモロです。

チルドパックなどの料理もあり、お取り寄せもできるそう。

「ここに来たら、ランチやディナーのものみんな揃っちゃう~ワインやいろんなドリンクもあるもの~」
小さなお店は、まさに食の宝庫。錦市場に行ったら、ぜひ寄りたいお店です。

*「洋食惣菜 スター食堂」の詳しい情報はホームページで 営業時間 11:30~19:00 無休



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黄金色に山間の田んぼを染める稲穂。秋の実りを収穫する京都左京区の山里「久多」での稲刈り作業。

2021-10-18 | 京都

「さぁ、今年もがんばるぞ~」と、ミモロが張り切るのは、京都左京区の最北端に位置する山里久多での稲刈り作業です。


昨年に続き、ここでの稲刈りは2度目になるミモロ。今年も、久多で農業をなさっている常本さんのところにお手伝いにやって来ました。

京都の市街地から、車で約1時間。「左京区って広いね~」といつもミモロが思う場所。南北に長い左京区は、大阪市より面積が広く、そのほとんどが森林や田畑などにしめられる自然豊かな場所。ちなみに最南端は、「平安神宮」などのある岡崎エリアです。

到着した久多には、黄金色の稲穂を垂らした稲が秋の青空を背景に、風にゆれていました。


「あの~どこから刈り始めたらいいですか?」と、さっそくやる気のミモロです。


畔のはじから、次々に鎌で稲を刈る作業をします…「う~結構あるね~」


次に刈った稲は、干すためにまとめます。「束ねるのが難しいんだよね~」


常本さんに教わった通りにやろうとしますが、なかなかうまくいきません。でも、何度も繰り返すうちに、上手にできるようになりました。

ミモロが稲刈り作業をしていると「稲を干す場所つくりますからね~」と常本さんは、竹を組み合わせて干す場所を作り始めました。


ミモロ、そこ抑えても駄目よ…

お手伝いしてるつもりのミモロです。

「じゃ、ここなら?」と竹を組んだ場所にジャンプ。縄で縛った部分を抑えます。

「お手伝い、どうもありがとう…」と常本さん。ホントは、あまりお手伝いにはなってませんけど…。

そして、組んだ竹には、刈った稲の束を掛けてゆきます。


竹も縄も、全部自然の恵みから…。
日本人の昔ながらの暮らし方は、環境にとてもやさしく、無駄がないことがわかります。

「ミモロちゃん、そろそろお昼にしましょう」と常本さん。

午前中の稲刈りの予定範囲は、クリアしたよう。

ミモロは、常本さんのお宅のお庭で、奥様が作ってくださったカレーをいただきます。

「美味しい~」と、ペロリ。

そして午後は、稲刈りのお手伝いに来た方々といっしょに、また稲刈りに励むミモロです。


でも、ときどき田んぼの畔でひと休み。チョウチョの観察…

そしてカエルの観察も…


「あ、ここにもあった~」と、ミモロは、稲刈りが終わった田んぼを歩き回ります。

「こんなにいっぱい~」それは、田んぼに落ちていたもの…落穂ひろいして集めた稲穂です。

「これも干して~」と、常本さんのところへ。

「う~それは、ミモロちゃんにあげます~おうちで干してから、稲穂の部分を油であげると、美味しいですよ。この稲は、もち米のだから…」と常本さん。「え?いただいていいの?」と、うれしそうに稲穂を抱えておうちに戻るミモロです。

京都に暮らして、ミモロの生活は、自然の中で過ごす時間が増えました。





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江戸時代から続く創業200余年の酢の老舗「斎(いつき)造酢店」。家庭用のぽん酢やすし酢も

2021-10-17 | 老舗

「なんか美味しそうなぽん酢とすし酢だね~」とミモロが興味津々なのは、酢の専門店「斎(いつき)造酢店」の品。


ある日、ミモロはお友達に連れられて六角通を烏丸通から西へ進みます。「美味しいお酢のお店があるんだって~」とお友達。

小川通を過ぎた南側に、古い構えの建物が…「ここ?営業してるの?」と、閉じた戸を恐る恐る開けることに…。

「あの~こんにちは~」お友達はドンドン中へ…

クンクン…確かにお酢の香りがするお店です。

「いらっしゃいませ~」と出てきてくださったのは、このお店のお嬢様。

ここは、「斎(いつき)造酢店」という江戸時代に創業したという老舗のお酢専門店です。現在の店主でなんと9代目。

お店の奥が酢を醸造する工場になっていて、そこでは昔ながらの完全古式醸造という方法で作られているのだそう。


「花菱酢」という銘柄は、この家の家紋に由来した名前で、ルーツは、伊勢神宮にゆかりが深く、斎宮の「斎」の文字をいただき、京都に。

「すごいお店なんだね~」と、驚くミモロ。

ここの酢は、京都の有名料理店、すし店などで使われているもので、業務用のサイズの一升瓶入りの酢が中心に扱われています。


「京都のお料理にお酢っていろいろ使われるよね~例えば、鯖寿司…大好きなんだ~」とミモロ。確かに京都の人は鯖寿司が大好物らしく、スーパーでは必ずと言っていいほど置かれているし、いなり寿司もすごく一般的。

海が遠い京都で魚を味わうのに、昔から酢でしめる方法が多く用いられてきました。お酢の消費量も多そうです。

「わ~こういう大きな容器で売られたりしてたんだ~」と昔使われた陶器製の容器。


「お酢の料理大好きだけど、さすがに一升瓶のは使いきれないね~」とミモロ。

すると「ぽん酢とすし酢なら360mlサイズがありますよ」と。
それが、ブログのはじめにアップした写真です。

ぽん酢は、阿波徳島の上勝という場所で育ったゆず、すだち、ゆこうの果汁をブレンドした100%天然果汁の品(702円店頭価格)。
こちらは、お店に電話かFAXで注文すると、お取り寄せができます。

これからの季節…おうちで楽しむ鍋やしゃぶしゃぶなどにピッタリ。大量に使う方には、一升瓶入りもおすすめ。

すし酢は、お店のみの扱いに…。(こちらも店頭価格702円)

*「斎造酢店」の詳しい情報はホームページで
 

「また、なくなったら買いに来よう~」というミモロとお友達。

京都には、知らないと入りにくいお店がいろいろあって、そこには、知る人ぞ知る品があるようです。


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