友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

小沢氏も引退した方がいい

2010年02月05日 18時22分31秒 | Weblog
 1) 引退と不起訴の見出しでかでかと 乱舞しており今朝の新聞
 2) 涙する会見席の朝青龍 故郷(くに)の父母(ちちはは)思ひているか
 3) 酒飲みて暴れたる横綱引退し 疑惑のオザワ地位に留まる
 4) またしても金に汚れた政治家が 「何も知らぬ」と言ふを聞くなり

 朝青龍は見せしめにされた。外国人横綱へのイジメである。それを許す土壌が私たちの側にある。朝青龍は脇が甘かった。内館さんが言うように「日本の伝統で禄をもらっているのだから、もっと敬意を払うべきだ」と多くの日本人がそう思うのだから仕方ない。

 けれどもそう思うのであれば、民主党の小沢一郎幹事長の不起訴に対して、もっと怒ってもいいのではないか。きちんとけじめをつけることを求めるとするなら、不起訴の小沢氏に辞任することが花道を飾ることだと教えるべきだ。不起訴なのだから当然なことだけれど、法的な罪に問うことは出来ない。起訴できるだけの十分な証拠がないと検察は「敗北を宣言した」と新聞にもあった。しかし、道義的な責任はある。

 4億円の金の動きを政治資金収支報告書に記載しなかった罪で、会計責任者の大久保、元秘書の池田、衆議院議員の石川の3人は起訴となった。石川議員は「不適切な事務処理を行い深く反省しているが、不正なお金を受け取ったことはない」と言う。小沢氏も「記載については秘書に任せていたので知らない。企業からの不正な金は一切ない」と強弁している。記載しなかったことを法的に解明できないから問題はなかったということではないはずだ。

 政治資金規正法は、政治にかかわる金の流れを透明にして、政治に汚い金がかかわらないようにしようという法律だ。小沢さんが言うように記載漏れは「単純なミス」とは言えないだろう。仮に事実そうであっても、その責任は重いことをむしろ皆さんに示すためにも辞任することが適切だと思う。小沢さんはいつも「知っていることはきちんと説明している」と言っているけれど、その中身は不透明だ。政治の世界はお金が要る。その出所や使い道についていちいち説明していては手の内を明かすようなものだから出来ないと言うのだろうが、そこが一番の問題なのだと思う。

 土地を購入したのも、「支援してくださった皆さんの意思に応えるため」と言うけれど、なぜそうなるのかわからない。土地の所有権も後援会の小沢氏と個人の小沢氏が確認書を取り交わしていると説明していたが、何のことだかわからない。確かに小沢氏には20人の私設秘書がいるというから、お金が要るのは確かだろう。それは1人でも2人でも同じことだ。いくら書生扱いであっても無賃というわけにはいかないし、そんな風に下働きをさせること事態が腐敗した政治の温床となっていく。

 国民が民主党に求めたものは、自民党的政治からの脱却である。金にまつわりつく政治を払拭するために、ここは潔く小沢氏に政界から引退してもらうべきだろう。
コメント
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