友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

ガンバレ朝青龍!

2010年02月02日 20時41分00秒 | Weblog
 横綱朝青龍は動きも早く豪快で気持ちのよい相撲をとる。練習不足で負けた時もあったけれど、白鵬が強いと言われていた初場所で優勝さえしている。その場所中に、午前4時まで酒を飲んでいて、相手を殴ったということでまた問題を起こしている。強い横綱朝青龍が復活し、取り巻きの連中がもてはやすから、周りのみんなが朝青龍を目の敵にしていることを忘れてしまっていたのだと思う。日本は朝青龍にとっては生活習慣も価値観も全く違う外国である。しかも、強い朝青龍に嫉妬と反感を持っている。チヤホヤする奴がいるけれども、腹の底では何を考えているのかわからないぞといつも警戒している必要があった。

 日本の国技、そういうものがあるのか私は知らないが、何百年もの伝統がある相撲の頂点に立つ横綱に対しては特に厳しい思いが日本人にはある。石原東京都知事が(朝青龍を)「あんなものは横綱ではない」と言っていた。石原知事はオリンピック誘致で都の税金を誠に勝手に使っているから、私に言わせれば、酒の上のケンカよりも悪質だと思うので、よくまあそんなことが言えるとあきれてしまう。朝青龍に「やめろ!」の声は大きいようだけれど、たかが酒を飲んでケンカしたくらいならいいじゃーないか。もっとも殴られた相手が「暴力だ。許せん」と言うなら日本人であろうとモンゴル人であろうと、横綱を降りることは仕方ないだろう。

 日本の国技を守れというのであれば、やはり外国人に門戸を開くべきではないだろう。大相撲の番付表を見れば一目瞭然だけれど、上位にいる力士は外国人ばかりだ。それを情けないと憤慨するくらいなら、伝統ある土俵に外国人をのせなければよい。野球もサッカーも駅伝もいや卓球だってソフトボールだって、外国人選手がたくさん活躍している。外国人にも門戸を開いて活躍する場を保障するなら、そういう受け皿作りが必要だろうし、相撲のように上位を外国人に取られてもそれはそれでいいという国民の広い支持が必要だろう。

 外国人を締め出したいのであればそうすればいい。各プロスポーツがむしろ積極的に外国人選手を受け入れるのは試合を盛り上げ、興行収益を上げるためだ。「相撲は国技」なので、日本人しか力士になれないのであっても、それなりにファンはいるだろう。けれどもスケールが小さくなって、野球やサッカーのような盛り上がりには欠けるかもしれない。そこをどうするかは、貴乃花が心配するところで、新しい理事会の役目でもあろう。

 朝青龍は「子どもがそのまま大人になった人」だそうだけれど、それにしては学習が足りないなと思う。周りが敵ばかりの中でいかにうまく世渡りしていくか、モンゴルのヤンチャ坊主に教えてあげる人はいないのだろうか。朝青龍にガキ大将のようなヤンチャなところが無くなってしまったなら、魅力が無くなってしまうと心配する人もいる。私は相撲も野球もサッカーも見ることは好きだけれど、熱中するほどではないので醒めているけれど、朝青龍が午前4時まで飲んでいた日も土俵で勝ったことには凄く驚いている。

コメント (2)
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