友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

悔しいことはやっぱり悔しい

2013年09月29日 18時04分53秒 | Weblog

 どっと疲れた。空は青く澄み渡り、風もなく爽やかな日になった。いつも通り、秋分の日には真っ赤な花を咲かせていたヒガンバナも近づいてみると多くが色褪せている。サルスベリも同じように花は鮮やかさがない。今朝は元気いっぱい、やる気満々であった私たちは、気の抜けたビールのようになってしまった。7月から始まった春日井市での井戸掘りは先日で完了し、今日は吸い管を入れて掘った穴を埋め戻して終わる予定だった。それが出来なかった。

 150ミリの塩ビ管を覗くと水面が見える。念のために水深がどのくらいになっているか、測ってみると10センチそこそこしかない。おかしい、50センチあったはずだ。エンジンポンプで水を汲み上げてみると期待した水量ではない。汲み上げた分だけの水は沸き出てくるけれど、これでは冬場が心配だ。塩ビ管の中にアメリカ製の井戸掘り器具を入れて、石や砂を出そうとするけれど、掘り出せる量はわずかでしかない。

 やはりもっと深く掘らなくてはいけなかった。判断が甘かった。せっせと2メートル、埋め戻してしまった分をまた掘り出さなくてはならない。ここはもう、手掘りでやるより他に手がない。周りの土砂が崩れてこないように、囲いを設けて中を掘り進める以外にやりようがない。「やり直し」、そう思うとこれまでの苦労は何だったのか、どっと疲れが出てきた。「ままならんのが人生さ」と言うし、その通りだと思ってはいるが、悔しいことはやっぱり悔しい。

コメント
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