友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

現況を憂う老人たち

2015年04月20日 19時15分55秒 | Weblog

 4月に入って、晴れた日が何日あったのだろうと思うくらい雨降りが続いている。雨降りばかりか風が強くて、傘がさせない瞬間もある。今日は大和塾の総会。参加できなかった人もいたので、土曜日の『落語に学ぶ人付き合いの知恵』は部屋全部にイスを並べなければならないほど盛況だったことや、犬山での桜の宴で歌を作ってもらった14首を披露し、楽しんでもらったことも報告した。

 今後の活動としては、基本的には平成28年のどこかで10周年記念事業を開催し、大和塾を閉じることで了解してもらった。寂しく思う人もいるけれど、いずれどこかで閉じることになるわけだから、それまでは大和塾の精神を貫いて活動することも合意出来た。さて、そうなるとそれまで、大和塾の市民講座にふさわしい講師を探さなくてはならない。そして10周年にふさわしい事業で閉じたいと思う。

 土曜日の講演会の後のお茶会でも、そして今日の総会の後も、今日の現況を憂う声が多かった。沖縄を旅した人は現地の人の声を直に聞き、「基地の撤去が人々の希望である」と言う。「沖縄は独立した方がいい」。「明治に日本の領土とされるまでは独立した王国だったのだから、独立国になるのは可能だ」。「世界中が沖縄のような小さな国になれば、戦争そのものを回避できる」などなど議論が続いた。私が4月7日のブログで取り上げた三原じゅん子議員の「八紘一宇」発言も話題になった。

 現況を老人たちがどんなに憂いても、若い人たちが考えてくれなければ、流れてしまう。若い人たちに伝えていくことは私たちの役割だと思うけれど、そのためには言葉を選ばなくてはいけない。「八紘一宇」がなぜ問題なのか、若い人の気持ちや考えも受けとめた上で、どうすることが良いのかを議論すべきだろう。何しろ安倍首相の「積極的平和主義」は自衛隊をどこへでも派遣できることであり、さらには憲法第9条を廃止することなのだから。

 「平和」とは、「繁栄」とは、そうしたひとつ一つに真っ向から挑まなくては賛同は得られない。先の県会議員選挙でも、今度の市会議員選挙でも、候補者の主張だけみれば大差ない。地方議員は圧倒的に自民党勢力なのは、やはり根幹で崩せていないからだろう。「革新」という言葉も死語になった。そういえば私が4月8日のブログで、「学生デモは皆無」と書いたところ、ミクロボールさんから「そうではないよ」とご指摘いただいた。そこで早速,SASPLを検索したところ学生たちのデモ行進が紹介されていた。希望が涌いてきた。

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