友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

私のシルバーウィーク

2015年09月22日 22時01分05秒 | Weblog

 シルバーウィークと聞いた時、てっきり老人週間と思ってしまった。静岡市立美術館で『写楽一番・春信一番』展を開催している。静岡県立美術館には出かけたことがあるが、市立美術館はどこにあるのだろう。そう思って調べてみると、静岡駅前とある。それでは静岡市立美術館へ行ってみよう。車で行くより新幹線で行く方が、お金はかかるが面白そうだ。そんなことから急に思い立って静岡へ行ってきた。

 実は、静岡駅には中学2年・3年と来たことがある。キリスト教教会の中学生キャンプが安倍川の上流の梅ヶ島で行われていて、確か静岡駅からバスに乗り込んだように記憶している。60年近くも経っているので、駅前がどんなものだったのか覚えていないが、今日降りた静岡の街は大都会の印象だった。人出もすごく多かったけれど、何よりも街が整備されていて、駅前から地下道が伸びている。その地下道ですぐのところに美術館はあり、高層ビルの3階だった。

 展覧会はかなり混み合っていた。その原因は、浮世絵は油絵のように大きくないこと、そして1枚毎にある絵の説明書きを皆さんが丹念に読んでいくので、なかなか前に進まないためだった。浮世絵は日本で制作されたものなのに、この展覧会はアメリカのフィラデルフィア美術が所蔵する4千点のコレクションの中から厳選された150点とある。展示の仕方も工夫が凝らされていて、思わず1点1点確かめながら見て回ってしまった。

 せっかく静岡まで来たのだからと駿府城へ出かけた。途中にある徳川慶喜が暮らしたという浮月楼にも寄り、お城へと向かった。どこか仙台とか、熊本や鹿児島に似ている。若い人たちが多く、街が活気に溢れているように感じた。駿府城では家康生誕4百年の祭りが行われていた。ここには天守閣や御殿はないけれど、広々とした緑の広場があり、いろんなイベントが行われていた。

 食事をしたり、お茶を飲んだり、ゆっくりして家に帰ると、長女たちが犬山モンキーセンターで遊んできたので帰りに寄ると連絡があった。どこも食事処は満員で、結局歩いて行ける近くの居酒屋風の店で夜の食事を一緒にした。長女のダンナとは久しぶりに飲む。彼もそしてまたうちのカミさんも今日はとても弁舌が豊かだった。シルバーウィークにふさわしい一日だった。

コメント
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