議会の傍聴に行って来た。議員を辞めてからは、関心が薄れたこともあるが、「あら捜しに来たのか」と思われるのも癪な気がして遠のいていた。選挙でかかわった議員から、「今日、一般質問をするので、時間があれば来て」と電話をもらった。時間などは充分にあると知っての上だから、行かざるを得ない。市になって、議会モニターを設けたためか、随分と傍聴者がいた。
6月議会のせいかも知れないが、市側と激しくやり合う議員はいない。個々の問題について、行政にどこまで取り組んでいるのかと聞く質問が多い。質問をするからには、私はこう考えるという提案があってもいいのに、現状を聞いてどうするというのだろう。全員の質問を聞かずにえらそうなことは言えないが、何だか眠くなりそうだったので、午前中で帰って来てしまった。
ここでも高齢者問題を取り上げていた。認知症になった人の対策や高齢者の生きがいなど、緊急の課題ではあるが、高齢者となった自分としては少し憂鬱になる。放っておいてくれと言いたいが、行政としてはそんな無責任なことは出来ない。病院に行っても、スーパーに行っても、喫茶店でも、見かけるのは年寄りばかりだ。出かけられる高齢者は健康な証拠という訳だ。
私がこのブログに、思い残すことはないが、できれば「最後の恋」に巡り合いたいと書いたことがある。すると友だちは、「いい歳して、気持ちが悪い」と言った。その時は、夢を見て何が悪いと思ったが、最近、鏡の中の自分を見て、「本当に年取った。ええ加減に、夢など忘れろ」と言いたくなる。たまに会う人が、「お元気そうですね。少しも変わりませんね」と言われると、「えっ、そんなに昔から老けていたのか」とガッカリしてしまう。
今日はカミさんたちはゴルフに出かけた。みんな年寄りなのに元気がいい。今晩は反省会で、その時はゴルフをしない私も参加するが、飲み過ぎないようにしなくてはと思う。