我が家のアジサイは花の付きが悪い。友だちに聞くと、「肥料を与えていないのでは」と言う。もう何年も同じ鉢に植えられたままだから、仕方ないのかと思い慌てて肥料を施すが、芽が出てくる前に与えなければ無理なようだ。1鉢のアジサイは東側の日陰の花は付きがよいのに、西陽が当たる西側の花は小さくボロボロになっている。
ルーフバルコニーが西向きなのでアジサイの葉の多くが日焼けしてしまう。私はブルーのアジサイが好きなのに、ピンクのものや白っぽいものが生き残っている。三ヶ根山にはアジサイロードがあって、確かブルーのアジサイが道の両脇に咲いていた。そんな写真はないかと思い、インターネットを見ていたら、鎌倉の明月院の写真があったので、ここに貼り付けておく。
アジサイの花言葉は、「移り気」とある。咲き始めから徐々に色が変わるためだろうし、植えられた土壌によって花の色が変わるからでもあるが、あんなに素朴に咲く花を「移り気」とは少し可哀想な気がする。そう思っていたら、ブルーのアジサイには、「あなたは美しいが冷たい」という花言葉があるそうだ。なるほどと思いながら、あの人のことかと納得する。
昨年の甲子園を沸かせた秋田県の金足農業高校の吉田輝星投手がプロデビューした。相手はセリーグトップの広島である。大丈夫だろうかと心配になって、テレビにかじりついた。いきなり打たれ、やっぱりプロの道は厳しいと思ったが、終わってみれば5回まで投げて、4安打1失点4奪三振の好投だった。チームも吉田投手を援護し勝利した。勝敗には何かがある。自分だけではどうしようもない、「巡り合わせ」とか「運命」みたいなものが働く。
アジサイだってバラだって、こんな地上40メートルの屋上の強風が吹きつける場所でなければ、もっときれいに花を咲かせられただろう。申し訳ない気持ちで、出来る限り守ってやりたいと思う。子どもたちもみんな同じだな。ガンバレよと思う。