友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

台風は通り過ぎた

2019年06月28日 17時45分19秒 | Weblog

 台風は昨夜のうちに通り過ぎたようで、今朝、カーテンを開けると穏やかな空が広がっていた。ルーフバルコニーを見ると、雨は降ったのだろう床が濡れているが、風が無かったのか落ち葉や飛び散った花はひとつも無かった。テレビで大雨や土砂崩れの映像が流されていたから、何事もなかったことを喜ばなくてはいけないのに、ちょっと拍子抜けに感じた。

 大阪でのG20は日本が開催国だけあって、安倍首相の役割が大きいようだ。今や「世界の安倍だね」と私がテレビを見ながら冷やかしで言った時、ちょうど立憲民主党の参院選候補を応援している人から「決起集会に参加して」とメールが来た。立憲民主党の勝利は危ういと思うが、出てみなければ勢いも分からない。自民党が伸びればその勢いで、安倍首相は念願の改憲へ突き進むだろう。

 「憲法改正」だけは絶対に阻止したい。私が中学生の時に読んで感激した現憲法を、子どもや孫やその子にも残したい。もっと言うなら、憲法第9条を尊守して、自衛隊を無くし安保条約を破棄し、世界に向けて「軍備を持たない国家」をアピールして欲しい。いやきっと、そういう時代が来ると私は思う。G20でどんなに話し合っても、互いが袖の下の軍事力を見せつけ合っているうちは、解決には至らないだろう。とりあえずは立憲民主党に頑張ってもらわなくてはと思う。

 そんな中、福岡での陸上選手権大会で、今晩8時30分から行われる百メートル決勝戦は、10秒を切るか否かと話題になっている。もちろん私も関心はあるが、それにしても「平和だなあー」と思う。誰々がトップになったという話題も、トランプが習がプーチンがと言うのも大差ないのかも知れない。政治の話題の方が「格が上」などということは無いのだろう。日常の中で物事が話題になることが大切なことなのかも知れない。

 そうは言っても、もし、参院選で自民党が圧勝でもしたなら、「そんな寝呆けたことを言っているからだ」とお叱りを受けそうだ。イシグロ・カズオ氏の『日の名残り』の中に、「現実の生活に追われている一般庶民があらゆる物事について『強い意見』を持つ」という言葉があったが、イシグロ氏はそこに未来の切り札を見ていたのではないだろうか。そんな気がした。

コメント
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