友々素敵

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政治家の発言と有権者の責任

2019年06月04日 17時56分37秒 | Weblog

 議員は議場の内外を問わず、自分の発言や行動に責任を持つことは当然のことだ。責任とはふざけていたとか忘れたとか、言い訳をしない自分の考えであることが大事だと思う。受け狙いの桜田元五輪相がまた自民党のパーティーで、「女性は子どもを最低3人くらいは産むように」と発言し、「少子化対策」の上での発言と謝罪していたが、なぜ堂々と「私の考え」と言えないのだろう。

 立憲民主党の蓮舫副代表は、この桜田発言を「古い考え」「論外」と批判していた。これだから立憲民主党への支持は伸びないと思う。「産み育てる環境を整えることが先」と言いたいのだろうが、それでは桜田発言と同じ土俵ではないか。産む産まないは女性の権利であって、政治が関与すべきではないと反論して欲しかった。野党の批判は、論理になっていないことが多い。なぜダメなのかを説明する努力に欠けている。

 北方領土問題で、「戦争で取り返す」発言をしたり、「(ロシア)女を抱かせろ」発言をした丸山議員の責任が問われている。国民のあるいは市民の選挙で選ばれた議員を他の議員が辞職を求めることに、たとえそれが重大な違法な発言や行為であっても、私は反対だ。地方議会では一匹で活動している議員がいるが、その為、批判を受けたあるいは発言や行為が気に入らない多数派議員が辞職勧告決議を持ち出すことがある。

 自民党が主張するように、議員の辞職は本人が決断すべきであり、議員が辞職しなければ有権者が選挙で当選させないことだと思う。桜田前五輪相も丸山議員も自ら辞職しそうにない。それでも有権者は当選させてしまったのだから、責任をもって辞職させる運動をすべきだろう。有権者自身が「責任」のある行動をとらない限り、第二の桜田議員・丸山議員が生まれてくる。

 政党は志を同じくした政治団体である。政党内で厳しい議論がされないから、こういう無責任な議員が生まれてくる。何をどのように実現していくのか、明確な政党色を出すまで、徹底した議論を重ねて欲しいと思う。政党が多数あるのに、その違いが見えていない。

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