やっぱり飲みすぎ、食べすぎたようで、なんとなく身体が重い。一日中眠っていたい、そんな気分なのに、実際はなかなか眠っていられない。午後は雨になるようなので、降ってくる前にルーフバルコニーの掃除をする。ぼんやりとテレビを見ていたら、金融庁の報告書をめぐって国会でもめていた。年金だけでは毎月5.5万円足りないので、95歳まで生きると2千万円必要となるらしい。
安倍首相は「この報告書は誤解を招く」と指摘するが、「百年安心プランは揺るぎない」と言う。野党のヤジがやかましくて、何が問題なのかよく分からない。民放では、金融庁の報告書は資産運用を勧めているのだと解説していた。誰もが安心して暮らせる社会の仕組みを作ることが政治の役割なのに、政府は政策に都合の良い資料しか出さないようだ。
防衛省は地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の候補地の「調査に誤りがあった」と認めた。不適切な報告書や間違った調査がなぜ出てくるのだろう。役所というところはとても厳しい。私たちは市の夏祭りに協力して屋台を出してきた。1つはNPOで、もう1つは仲良しグループで参加してきたが、NPOについてはとても厄介だ。NPOが存続していることを証明する「謄本」を持って行かなくてはならない。
1年に1回の夏祭りのために、こんなに手間とお金がかかるなら、NPOで申請せずに市民グループにしておけばよかったと担当者は嘆く。食べ物を扱うのだから、それなりに厳しいことは理解できるが、いったい何のために祭りに参加しているのだろうと思えてくる。それでも、きちんとルールに従うべきだと思う。だからこそ、ルールはみんなが納得するものでなくてはならない。
都合の良いデーターを出して民意を誘導すれば、確かに結果としては効果があるだろう。箪笥貯金をやめて投資に回すかも知れないし、迎撃システムの配置を受け入れるかも知れない。それで本当にみんなが幸せになれるのだろうか。みんなが納得できることが一番大事で、それならそれでいいと思う。