その年の世相を漢字一文字で表す師走恒例の「今年の漢字」が「密」に決まった。20万の応募で2万8千4百票(13.65%)を集めたらしい。2位以下は「禍」「病」「新」「変」と続き、なるほどコロナ禍に揺れた一年だったと思う。ORICON NEWSが過去15年分の「今年の漢字」を振返っていて、ロンドン五輪(2012年)とリオ五輪(2016年)の年には「金」だったそうだから、今年も東京五輪が開催されていれば「金」だったかも知れないのに・・・と思うと、なんだかやり切れない(苦笑)。
世間ではGoToトラベルが槍玉に挙がっていて、確かに夏以降、感染者数が下がり切らなかったのはそのせいだろうと思うが(なお、再び太平洋にヨットで漕ぎ出す辛坊治郎さんは「GoToトラベルとは関係ない」と発言し、無責任だと物議を醸したが)、満員電車が毎日走っている日本で、欧米と比べれば、ファクターXは今なお謎だが余程抑えられていて、余り神経質にならなくてもよいように思ったりもする(これも政権批判の一つだろうか)。それでも、「勝負の3週間」が過ぎても、感染者数は高止まりの状態が続いていて、さすがに年末年始(12/28~1/11)のGoToトラベルは全国一斉に停止することが決定したようだ。
感染者数が高止まりなのは、検査数が増えているせいでもある。
企業人の私としては、数字はトレンドで見なければ状況は分からないというのが習い性で(笑 新型コロナの場合は数週間とか数か月単位)、それなら厚生省のサイトで、過去11ヶ月間の主要なデータのグラフが日々更新されているが、それらをあれこれ見比べるのではなく、カギとなる数字(感染者数・重症者数・死亡者数)を一覧(一枚のグラフ)で見たいと思う我が儘な私は、相変わらず日々のデータをエクセルでちまちま集計してグラフを自製するのを日課とは言わないまでも週課あるいは二週課くらいにしている。我ながらヒマなものだと思う(爆)。それが上記に添付したもので、週末にガクッと検査数が落ちるので、週単位で纏めてプロットしている。ここでは表し切れていないが、基礎データとして検査人数は11月初めの週から140K、174K、217K、236K、251K、293Kと順調に増えていて、この一ヶ月強の間に倍増したことになる。感染者数が高止まりなのは、そのせいだと思う。そこで、陽性率(陽性者数÷検査人数)を見ると、これもグラフに表し切れていないが、11月半ばでピーク(6.2%)を打って、その後は僅かながら下降局面にある(6.1%、6.1%、5.9%)。重症化率(重症者数÷陽性者数)は、陽性率がピークに達した翌週にやはりピークを打って(1.0%)、その後、0.4%、0.4%と下げている。こうした相関は、4月初めや7月末と似ているので、死亡者数も今週あたりに下がり始めるのではないかと注目している。但し、重症者数のピークが異常値である可能性は捨て切れない。また、私の見ているデータは厚労省の全国版で、地方によって数値が暴れると影響を受ける可能性がある(まあ過半数は東京のせいだと思っていて、それで全国版で満足しているのだが)。それに、これは単なる一服であって、油断するとまた上がり始めないとも限らない。
実は、京都大学のウイルス・再生医科学研究所の先生も、数日前に、「東京都の感染第3波はすでにピークアウトしている」と明言されたのを、夕刊フジが報じている(12月10日付「東京、コロナ第3波すでにピークアウト! 「目玉焼きモデル」で自然減していた説 京都大ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授が明言」)。更に先生は大胆にも「来年の冬まで大きな波は来ないのでは」と予測を述べておられる。私と違って、先生には「目玉焼きモデル」という裏づけがあって、最も感染しやすい中心部の「黄身」にあたる「夜の街」など繁華街が夏までにほぼ燃え切って、第3波では確かに新宿・歌舞伎町などでクラスターはほとんど出ておらず、その後、「白身」の外側に向かって延焼するが、「家庭内感染や寮」「一般的な生活」「自主的に強力な感染対策を実行する人」「巣ごもりしている人」の順で感染しにくくなって、燃えた部分の感染は収束フェーズに入る、ということである。
その当否はともかくとして。
最後に、私自身の最近のニューノーマルという意味で言うと、滅多に外出しなくなったとは言え、外出するときにはマスクとコンビニ袋(あるいはマイバッグ)が必携となった(苦笑)。ケチで面倒臭がりの私には、面倒なことこの上ない。また、かつて街をうろうろ徘徊していた頃は、コーヒーだのペットボトルだの、何かと水分を吸収する機会があったが、巣籠もりでズボラこいていると、尾籠な話で恐縮だが、“御叱呼”(狐狸庵先生から拝借・・・と記憶するが、開高健さんも使用、なお、もう一つの方は“雲古”と書く 恐縮ながら)が汗を出し切ったマラソンの後のように色濃くなるので、こりゃ水分が足りていないのかと、意識して水分補給するようになった。なんでも欧米の研究によると水の必要摂取量は生活活動レベルが低い集団で一日2.3L~2.5L程度、食物由来を除いて1日1.5Lの水分補給が必要なのだそうだ。それから、私のような年齢になると、使わない機能は衰えていくばかりなので、声を出すことと歩くこと(毎夕の散歩)は欠かせない。鞄も持たない、それこそ深窓の令嬢のように、箸より重いものを持たなくなったので、筋力も落ちるのではないかと、毎晩、寝る前に腕立て伏せをしている。かつては意識せずとも自然に出来ていたことが、今は努力しなければならないとは、ニューノーマルは本当に面倒だ(面倒臭がりの本領!)。
世間ではGoToトラベルが槍玉に挙がっていて、確かに夏以降、感染者数が下がり切らなかったのはそのせいだろうと思うが(なお、再び太平洋にヨットで漕ぎ出す辛坊治郎さんは「GoToトラベルとは関係ない」と発言し、無責任だと物議を醸したが)、満員電車が毎日走っている日本で、欧米と比べれば、ファクターXは今なお謎だが余程抑えられていて、余り神経質にならなくてもよいように思ったりもする(これも政権批判の一つだろうか)。それでも、「勝負の3週間」が過ぎても、感染者数は高止まりの状態が続いていて、さすがに年末年始(12/28~1/11)のGoToトラベルは全国一斉に停止することが決定したようだ。
感染者数が高止まりなのは、検査数が増えているせいでもある。
企業人の私としては、数字はトレンドで見なければ状況は分からないというのが習い性で(笑 新型コロナの場合は数週間とか数か月単位)、それなら厚生省のサイトで、過去11ヶ月間の主要なデータのグラフが日々更新されているが、それらをあれこれ見比べるのではなく、カギとなる数字(感染者数・重症者数・死亡者数)を一覧(一枚のグラフ)で見たいと思う我が儘な私は、相変わらず日々のデータをエクセルでちまちま集計してグラフを自製するのを日課とは言わないまでも週課あるいは二週課くらいにしている。我ながらヒマなものだと思う(爆)。それが上記に添付したもので、週末にガクッと検査数が落ちるので、週単位で纏めてプロットしている。ここでは表し切れていないが、基礎データとして検査人数は11月初めの週から140K、174K、217K、236K、251K、293Kと順調に増えていて、この一ヶ月強の間に倍増したことになる。感染者数が高止まりなのは、そのせいだと思う。そこで、陽性率(陽性者数÷検査人数)を見ると、これもグラフに表し切れていないが、11月半ばでピーク(6.2%)を打って、その後は僅かながら下降局面にある(6.1%、6.1%、5.9%)。重症化率(重症者数÷陽性者数)は、陽性率がピークに達した翌週にやはりピークを打って(1.0%)、その後、0.4%、0.4%と下げている。こうした相関は、4月初めや7月末と似ているので、死亡者数も今週あたりに下がり始めるのではないかと注目している。但し、重症者数のピークが異常値である可能性は捨て切れない。また、私の見ているデータは厚労省の全国版で、地方によって数値が暴れると影響を受ける可能性がある(まあ過半数は東京のせいだと思っていて、それで全国版で満足しているのだが)。それに、これは単なる一服であって、油断するとまた上がり始めないとも限らない。
実は、京都大学のウイルス・再生医科学研究所の先生も、数日前に、「東京都の感染第3波はすでにピークアウトしている」と明言されたのを、夕刊フジが報じている(12月10日付「東京、コロナ第3波すでにピークアウト! 「目玉焼きモデル」で自然減していた説 京都大ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授が明言」)。更に先生は大胆にも「来年の冬まで大きな波は来ないのでは」と予測を述べておられる。私と違って、先生には「目玉焼きモデル」という裏づけがあって、最も感染しやすい中心部の「黄身」にあたる「夜の街」など繁華街が夏までにほぼ燃え切って、第3波では確かに新宿・歌舞伎町などでクラスターはほとんど出ておらず、その後、「白身」の外側に向かって延焼するが、「家庭内感染や寮」「一般的な生活」「自主的に強力な感染対策を実行する人」「巣ごもりしている人」の順で感染しにくくなって、燃えた部分の感染は収束フェーズに入る、ということである。
その当否はともかくとして。
最後に、私自身の最近のニューノーマルという意味で言うと、滅多に外出しなくなったとは言え、外出するときにはマスクとコンビニ袋(あるいはマイバッグ)が必携となった(苦笑)。ケチで面倒臭がりの私には、面倒なことこの上ない。また、かつて街をうろうろ徘徊していた頃は、コーヒーだのペットボトルだの、何かと水分を吸収する機会があったが、巣籠もりでズボラこいていると、尾籠な話で恐縮だが、“御叱呼”(狐狸庵先生から拝借・・・と記憶するが、開高健さんも使用、なお、もう一つの方は“雲古”と書く 恐縮ながら)が汗を出し切ったマラソンの後のように色濃くなるので、こりゃ水分が足りていないのかと、意識して水分補給するようになった。なんでも欧米の研究によると水の必要摂取量は生活活動レベルが低い集団で一日2.3L~2.5L程度、食物由来を除いて1日1.5Lの水分補給が必要なのだそうだ。それから、私のような年齢になると、使わない機能は衰えていくばかりなので、声を出すことと歩くこと(毎夕の散歩)は欠かせない。鞄も持たない、それこそ深窓の令嬢のように、箸より重いものを持たなくなったので、筋力も落ちるのではないかと、毎晩、寝る前に腕立て伏せをしている。かつては意識せずとも自然に出来ていたことが、今は努力しなければならないとは、ニューノーマルは本当に面倒だ(面倒臭がりの本領!)。
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