かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

お手紙

2013年12月19日 23時09分27秒 | みゆみゆとの生活
2年1組のみなさん、お元気ですか。
このまえは、ビデオレターをありがとうございました。
そうちゃんは、今、入いんしています。
そうちゃんにあったくすりを見つけるため、それとせいかつのくんれんのためです。

びょういんでは、ひとつのへやに4つのベッドがあります。
子どものためのびょういんなので、そうちゃんはほかの子どもたちといっしょに、せいかつをしています。
ごはんは「しょくどう」で、50人くらいの子どもたちといっしょに食べます。

入いんして、そうちゃんががんばっていることは、一人でじぶんのことができるようになるための「くんれん」です。
ごはんをこぼさずに食べるれんしゅうや、一人でふくをぬいだり着たりできるようにするれんしゅう、おふろで体をあらうれんしゅうもします。
せん門の先生が、そうちゃんにあわせて、ていねいに教えてくれています。

ひるまは、びょういんのよこにある、「分校」という学校に行きます。
じゅぎょう中、大きなこえを出すこともあるけど、1時間きちんとじぶんのいすにすわることもできるようになり、先生にほめられました。
字をなぞることも、できるようになってきました。
いつかじぶんの名前がかけるようになるといいな、と思っています。

びょういんでは、年に一度、「学えんさい」があります。
そうちゃんは、学えんさいで、みんなといっしょにおどったり、出し物のげきに出ました。
「オリンピック」というげきでは、「がんばったよ」とセリフを言うこともできました。
びょういんでは、かい物のくんれんもあります。
おさいふを持って、先生やお友だちといっしょに1時間くらいおさんぽして、すきなおやつを一つだけかってくるれんしゅうです。
はじめは、じぶんの行きたいほうへかってに行こうとしたり、おやつをたくさんほしがったりすることもあったそうです。
でも今は、みんなとれつにならんで歩けています。

そうちゃんは、みんなよりもせいちょうがゆっくりですが、入いんしてから、すこしずつできることがふえています。

2年1組のみなさん、そうちゃんをおうえんしてくれて、ありがとう。
そうちゃんは、お父さんお母さんとはなれて、びょういんでいっしょうけんめいがんばっています。
びょういんの先生が、そうちゃんにぴったりのおくすりを見つけてくれて、そうちゃんの体がらくになったら、2年1組のおへやに、「かえってきたよ」とあいさつに行きたいと思っています。
それまで、みんな、まっていてくださいね。

そうちゃんの母より。