かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

そうちゃんの面接

2013年12月13日 16時40分26秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんと面接してきました。
まず、行きの道中から。

一両編成のワンマン列車に乗って、単線をガタゴト進み、ついたところは無人駅。
予報になかった冷たい雨が降る中、15分ほど歩きました。
病院が近づくにつれ、雨混じりの向かい風が吹き付けました。
急勾配の坂を上ったら、そこが病院。
山小屋に着いたかのようにホッとしました。
はじめての道、悪天候は、不安なものです。

今回は、そうちゃんへのお土産に、ゼリーを持って行きました。
「何のゼリーだと思う?」と聞いたら、
「ぶどうー」
当たり。
大好物のぶどうのゼリー。
半分コして、時間をかけて食べました。

食べた後は、先日外泊をしたせいか、私の顔を見て「マダガスカル かりるよぉ?」「くるま のるー」と言い続けるそうちゃん。
おうちに帰ってビデオ屋さんに行きたかったみたい。
ごめんね、今日はお父さんいないでしょ。車はないの。と言ったら、悲しそうな顔をしてブロックをやっていました。

面会の終わりの時間はあっという間に来て。
そうちゃんは、グズることもなく、「おかあさん ばいばい」と手を降って、病棟へ戻って行きました。

そうちゃん、バイバイ。
またお正月ね。

そうちゃん、入院先の地方の方言がうつるんじゃないかと思っていたのだけど、変わらず家にいた時のように話します。
職員さんに、「方言うつらないですね」と言ったら、こう話してくれました。
「そうちゃんは、おうちにおられた時と同じ話し方をされます。それがとても可愛くて、職員みんな、かわいいかわいいって言ってます。」
親にとって、これは本当に嬉しいです。
どこにいても、我が子が愛されていてほしい。
勝手かもしれないけど、そばにいてやれない親の、切実な願いです。

長旅

2013年12月13日 12時34分54秒 | みゆみゆとの生活
「ローストチキンと白葱・しめじのクリームソース、柚子こしょう風味」
というパスタをお昼に食べた。
お料理名、長すぎ。
クリームソースで柚子こしょう?ってどんなんやろ、と思ったけど、なかなかおいしかったです。
うちでもやってみよう。

先日、みゆみゆの個人懇談は無事に終わりました。
先生、「みゆみゆさん、ほんっとに面白いです。」を20回くらい言ってくれて、
私も思わず「親でも面白いと思います。」と返してしまった。
ともかく本人が楽しそうに学校に行ってくれていることが嬉しい、と先生に伝えたら、
先生、「いや、私も毎日楽しいんです。」とニコニコ。

ああいいな、みゆみゆはこの先生に会えてほんとによかった、と心から思えた、個人懇談会でした。

とかくマイペースなみゆみゆですが、学校では計算が早いらしく、算数の時間、時々「先生の助手」をやっているらしい。
わからない子に教えたり、プリント配ったり。
そんな役割を与えてもらえるなんて、ありがたいです。
みゆみゆに限らず、どの子の「得意」も伸ばしてくれようとする、とっても素敵な先生です。ちなみに23歳。若い!

そしてそして。
この文章を打っているのは、電車の中。
今からそうちゃんの面会と個人懇談に行ってきます。
片道2時間。半日で往復するという…。
早くそうちゃんに会いたい、と思うので、苦じゃないです。全然。行きは。
帰りは、またまた切ないんだろうな…。