すみれの花咲く頃といえば、宝塚歌劇団の歌にあったと思うが、この時期、まさにすみれの花咲く頃である。野山は新緑につつまれ、 生物も活発に活動を始めるエネルギー溢れた時期である。
こんな時期、すみれとの出会い、緑の中で咲く紫の花がとっても、きれいに咲いていた。偶然の出会い、笑顔で私に話しかけてきたような感触、周りには鴨も泳いでいる。静かな湖畔にたたずんでいたすみれの花、思わず「すみれの花咲く頃……・」と、口ずさんでしまった。もう、春そよ風も吹いてきた。
すみれ色がぴったりくるような花だった。可憐にすっと立っている。まさに野のすみれという感じだ。清楚なところがいい。ちょっと、気取った感じがしないでもないが、実に素朴で品もあり、路傍の花としては申し分ない。今が、一番美しいときかもしれない。
向き合って
何を話そか
すみれ草
向き合えば 二人の心は通じ合う
すみれの花の 不思議な魅力
すみれ草
野に咲くからこそ
美しい
すみれ草
小さな森の
女神かな
金蘭が今年も同じところに芽生えていた。5月頃にはきっときれいな黄色い花をつけるだろう。そのときには、今年も会いにいくよ。待っててな。