思いこみというものは恐ろしいなと、つくずく感じたことがあった。それは、私の玄関前のくもと、カマキリの写真である。
最初私はこれを見て、カマキリが蜘蛛を捕獲して食べているかと思い、自然界の掟は弱肉強食の社会だなと感じていたが、今、こうして、この写真と先日あったカマキリだけが放置され死んでいたことを思い出すと、これは、カマキリが蜘蛛に襲われていた話だと改めて考え直し、思いこみは誰でも人間あるものだと恐ろしく思いました。原発の絶対こわれないという思いこみでここまで大きな惨事を産んだのだと思う。さけられない、思いこみ、これが起こらないような仕組みをいくつも作っておかないと、いけないとつくずく思いました。思いこみの誤謬とでもいっておこうか、安全は幾重に確保しておくことの大切さをカマキリと蜘蛛との事件で思い知らされました。
災害や事故は想定外で起こるものです。