想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

甘い新茶の想いで 詩

2017年05月17日 | 

震災7年5月17日

通りすがら
ふと
スーパーで
新茶を入れた
茶碗を見つけた

おちょこのような
小さな器に

手をのばし
口に入れてみた

かすかな甘い味

そうだ
これが新茶だ

川根の茶席で
飲んだときも
こんな味がした

お茶の良さは
こうして飲むものか

あらためて
お茶の良さを知った

あのときの幻想が
蘇ってきた

甘くて口の中で
とろけるような感じ

これが新茶
お茶はこうして
味わうものだ

あの柔らかな
緑色のお湯の中で

新茶の香りは
若葉のような
緑と共に

やさしく柔らかに
口の中で
広がっていった

それは
とある日の
5月のできごと

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