想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

今、猛威を振るうダークパターン、リボへの誘い

2022年10月24日 | エッセイ
コロナ3年11月8日(ロシア・ウクライナ戦争元年)
今日、DX.〇〇ペイ、サブスク、クリプト、IOTなどのデジタル用語が飛び交う時代になり、まさにデジタル資本主義の時代の真っ只中に私たちはいます。前々から、私はこのネット社会の中の悪としてダークパターンをあげて参りました。ウェブサイトを開くと、やたらと、金利の高いリボに薦めたり、入会は簡単ですが退会が複雑な作りになっているサイトを見るにつけ、早く日本でもこの種の消費者を欺くダークパターンの法規制を進めるように声を大にして訴えて来ました。まだ、日本での法規制はおろか、この言葉も知らない人ばかりに驚いているところですが、益々巧妙になっているウェブサイトに危惧を抱いています。早急に国としても対策を考えていかないと、正直者が損をみる社会になってしまっています。特にアメリカでは、この辺早くから問題視され、カリフォルニアでは、もう、少し前から法規制が行われています。

以下ご紹介致します。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★
カリフォルニア州は3月15日、個人情報の保護を求める住民のために、新たな施策を発表した。
カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)では3月15日から、企業が「ダークパターン」と呼ばれる、ユーザーを混乱させたり、騙したりして販売を行うようなウェブサイトデザインを使用することを禁止する。この法律では、購入をキャンセルする過程で、分かりにくい言葉を使ったり、複数の画面のクリックを強要したりするようなトリックを禁止している。
カリフォルニア州はダークパターンを禁止する最初の州になった。ワシントン州の上院議員も、2021年初めに同様の法案を提出している。
ダークパターンを使っている企業には、30日間の猶予が与えられ、デザインを変更しない場合は処分を受けることになる。この法律では、従わない企業は「司法長官によって提訴され、不正競争防止法に基づいた民事罰の対象となる」と規定されている。
「カリフォルニア州はオンライン・プライバシー保護の最先端に位置しており、今回の施行は、消費者がCCPAに基づいて権利を行使することのハードルをさらに低くするものだ」と、カリフォルニア州のザビエル・ベセラ(Xavier Becerra)司法長官(当時)はリリースで述べている。
2019年の調査によると、Eコマースサイトの約10件に1件が「ダークパターン」を使用していたという。
連邦議会の議員も、ダークパターンに関する規制強化を求めている。

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今、ロシアのグループ・シンク(集団浅慮)が危ない!

2022年10月24日 | エッセイ
コロナ3年10月24日(ロシア・ウクライナ戦争元年)
 プーチン大統領の側近の一人、キリエンコ大統領府第一副長官は22日、モスクワで開かれたフォーラムで「NATO(北大西洋条約機構)はロシアと戦争をしている」と述べました 。
 それにより、私のブログも侵攻から戦争に変えました。プロパガンダとはいえ、核兵器で脅しをかけるような事態になり、そういうことは、ないと願いつつ心配してます。益々、世界はこの問題を無視できなくなって来てます。
 当初はコロナも、ウクライナの問題もすぐ、終わると達観していましたが、残念ながら、まだまだ続くようです。早く終わって欲しいのが念願ですが…。
 私なりにはロシア問題はそろそろ大きな山場に差し掛かっているなというのが実感です。これから迎える寒い冬場が大きな山です。一寸先はまあ闇の状態ですので予断を許しません。コロナもこれからも、withコロナの状態が当分続くように感じます。ほんとは早くどちらも終結に向かって欲しいです。
 また、ウクライナ問題に端を発しているインフレも猛威を振るっています。電気やガスなどのエネルギー関連のみならず、円安による食料輸入が値上がりしているのです。金利差による輸入の為替差損が起こっているのです。特にアメリカのインフレは注目です。いつまで続くのでしょうか。もうそろそろ収まって来てもいいのではと想います。ますます開く日米の金利差もこの辺がピークではないでしょうか。後は、日本の金利をいつ上げるかが大きな問題です。
 ところで、戦後も77年が過ぎました。私たちの世代では日本に関連する大きな戦争はないと想っていましたが、ウクライナ侵攻が突如、勃発し、このところ激動の世界情勢が続いています。国連も大国の拒否権が大きなネックです。何とかしないと国連の無力感だけが残ってしまってます。
 さて、今、私が恐れていることは、ロシアの様な全体主義の思想です。なかなか個人の意見が言い出せず、強力な同調圧力の中でことが決まってしまうのです。日本も過去には全体主義になり、いつの間にか、無謀な戦争へと行ってしまった過去が蘇ります。グループシンク(集団浅慮)とは聞きなれない言葉ですが、それは集団ゆえに陥りやすい多様な考え方ができない状態です。暗黙の同調圧力もあり、外部と隔絶し支配的なリーダーが存在する場合に起きやすいのです。封建時代の5人組も同じようなものでしょう。かけがえのない一人ひとりがしっかりとした正しい意見と価値観を持ちグループシンクにならないように自覚しなくてはいけません。
 私が昔事務官で勤めていた自衛隊でも「左警戒右見張り」というスローガンがありました。これを聞いて日本の自衛隊の考えに安堵したものです。今でいうグループシンクへの傾きをストップしようとする意志が現れていました。
 通常私たちは大きなものには恐れを抱きます。手短な例えがオートバイとダンプカーです。すれ違った時には、同じ人が乗っていても、ダンプに乗っている人を見ると圧倒され、恐怖を抱きます。人は、大きな乗り物に乗っていると、いつの間にか自分も尊大な気になってしまうのでしょう。まさにプーチンがその心理状態でしょう。プーチンに鈴をつける人がいないのです。また、プーチンを交えて集団で会議をしているでしょうが、誰もが最初から結論ありきで多方面の意見がいえない状況下にあるのではないでしょうか。もはやクーデターしかないような状態ではないでしょうか。集団で会議を開いて次の方向を決めているようですが、その集団がグループシンクの状態に陥っているのではないでしょうか。今、世界はロシアのグループシンクに危惧しているのです。同調圧力に押され、誰も何も言えず、大統領の提案をそのまま受け入れてしまう状態が心配なのです。民意や少数意見が絶えず尊重されるのが望ましいのですが、全体の雰囲気に押されてみんな何も言えなくなっている状態が怖いのです。まさに、今のロシアはそんな状態ではないでしょうか。
 ただ、インターネットが発達した現在では、色々な情報も飛び交っています。通信の世界では国境は開かれつつあるのです。国家が情報統制をしてしまうと駄目ですが、外国にいるロシア人も沢山いますので、正しい情報は少しずつ入って来ているはずです。外国に留学した若者もいたり、海外の情報が徐々にロシア国内にも入って来ているので少しは安心もありますが、今後もロシア情勢は世界が注視していく必要があります。
 今の日本は民主主義を標榜していますが、もともと、人の目を気にすることが多い国民性もあり、どうしても同調圧力を気にしてしまいがちです。長いものに巻かれろではいけません。各個人がしっかりした考えを持っていることが大切です。
 大企業が必ずしもいいのではなく、中小企業の方が小回りがきいてかえって民意が反映されやすいこともあります。どちらにしてもその国や団体を判断するときは、各人の意見というヘモグロビンともいうべき血液がどう、スムーズに流れているかが、重要です。
 健康な身体も国家も同じようなものだと想います。絶えず、新しいヘモグロビンという情報が流れていれば健全です。身体の隅々まで栄養という情報が届いているからです。そういう風通しのいい社会や身体を作ることが健全なことです。
 

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