コロナ5年12月12日(ウクライナ、ロシア戦争3年)
最近の医療システムについて感じることがあります。ネットで予約して病院に行くと、待ち時間が長いのに診察時間はわずか数分で終わってしまうことが多いです。
例えば、77歳の私が病院にかかるとします。私は0歳から77歳までの間に様々な経験をしてきました。だからこそ、自分の体のことは自分が一番よく知っていると思っています。
しかし、診察は3分から5分程度で終わり、薬が処方されるだけです。自分の体のことを一番理解しているのは私自身なのに、医師は短時間で判断し、薬を処方します。
薬の目的もよくわからず、症状を和らげるだけのことが多いです。もし薬が合わなければ、また別の薬が処方されるという繰り返しです。
このような状況では、製薬業界が利益を得る一方で、私たち患者は病気の原因を知ることができません。
病気の原因を知るためには、その人の生活習慣や生き方を理解する必要があります。症状だけを見て痛み止めを処方するのでは、根本的な治療にはなりません。
これからの医療は、薬だけに頼るのではなく、患者の生活背景を考慮する必要があります。
過剰医療とも言える現状では、循環器科では循環器のことしか、呼吸器科では呼吸器のことしか診ないという専門分化が進んでいます。しかし、人間の体は一つであり、全てがつながっています。
医療は、どうしてそのような症状が出たのかという原因を探り、生活習慣や栄養状態の改善、薬や手術の選択肢を総合的に考えるべきです。診察時間が短すぎる現状を改善し、患者一人ひとりの背景を考慮した医療が求められます。