コロナ5年12月28日(ウクライナ、ロシア戦争3年)
私たちの体には、本来「自然治癒力」と呼ばれる素晴らしい力が備わっています。この力は、原始の時代から長い年月をかけて人間の遺伝子に刻み込まれ、病気や怪我を自然に治す仕組みを支えてきました。しかし、現代社会では、この自然治癒力が十分に発揮されなくなっているように思います。その原因の一つとして考えられるのが、化学物質の氾濫です。
化学技術の発展は、人間の生活を便利にしてきました。一方で、化学薬品や化学調味料など、本来地球上には存在しなかった人工的な物質が私たちの体に与える影響は計り知れません。これらの物質は、ホルモンバランスや免疫系統に影響を与え、内分泌系の働きを乱すことがあります。その結果、リウマチや膠原病のような、原因が特定しにくい病気が増えているのではないでしょうか。
人間の免疫システムは、長い進化の過程で自然界の環境に適応してきたものです。しかし、自然界には存在しなかった化学物質が体内に取り込まれることで、免疫の働きが過剰になったり、逆に抑制されたりと、不調をきたしてしまうのです。これでは、本来の自然治癒力が十分に発揮されない状態に陥ってしまいます。
自然との共存が解決の鍵
こうした状況を改善するには、私たち自身が自然との共存を改めて見つめ直す必要があります。化学の力を完全に否定することはできませんが、その利用に慎重になるべきです。地球環境に負荷をかけず、人間の体にも優しい経済システムを築くことが求められています。
例えば、食生活では、自然由来の食材を選び、化学調味料を極力避けることが大切です。また、自然環境そのものを守ることも重要です。化学物質による汚染を減らし、土壌や水を健康な状態に戻していく取り組みは、人間だけでなく地球全体の健康につながります。
私たちが目指すべきは、自然の仕組みを尊重し、その恩恵を受けながら生きる社会です。そうした社会を築くことで、私たちの体が本来持つ自然治癒力を取り戻し、原因不明の病気や新しい病気に苦しむことも少なくなるはずです。
終わりに
現代の化学技術が生んだ利便性の裏側には、私たちが見落としている危険も多く潜んでいます。それを見直し、自然との調和を取り戻すことこそが、人間の免疫系や健康全般を守る鍵になるのではないでしょうか。
これからも自然と共に生きる道を探りながら、より良い未来を目指していきたいと思います。