monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

夏の有明月

2011年04月26日 | 日本古典文学-和歌-夏

あかつきの空とはいはじ夏の夜はまだ宵(よひ)ながらありあけの月(続古今和歌集)

やがてまた有明の空になりにけり出(い)でてほどなきみじか夜の月(延文百首)

ほどもなく山の端(は)しらむ夏の夜にさながら残るありあけの月(延文百首)

あけやすき空に残りて夏の夜は入(い)ること知らぬ月のかげかな(新千載和歌集)

夏山の嶺とびこゆるかささぎのつばさにかかる有明の月(新拾遺和歌集)

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来たりとも寝(ぬ)るまもあらじ夏の夜の有明の月もかたぶきにけり(詞花和歌集)

待つ宵はまだ更(ふ)けなくにありあけの光ぞいづる夏の月かげ(四十番歌合)

コメント
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