「天表」という単語の語釈は「天の彼方。」で、日本国語大辞典・第二版では訓みを「てんひょう」として、漢詩用例のみをあげていますが、和文例があります。更科源蔵の詩です。伊福部昭作曲、更科源蔵作詞「摩周湖」をコンサートで聞いたことがあるのですが、「てんぴょう」と発音していたように聞こえました。
山 山に連り はて空となり
ただ
無量の風は天表を過ぎ行く
(「摩周湖」~更科源蔵『凍原の歌』フタバ書院、昭和18年)
「天表」という単語の語釈は「天の彼方。」で、日本国語大辞典・第二版では訓みを「てんひょう」として、漢詩用例のみをあげていますが、和文例があります。更科源蔵の詩です。伊福部昭作曲、更科源蔵作詞「摩周湖」をコンサートで聞いたことがあるのですが、「てんぴょう」と発音していたように聞こえました。
山 山に連り はて空となり
ただ
無量の風は天表を過ぎ行く
(「摩周湖」~更科源蔵『凍原の歌』フタバ書院、昭和18年)