「名残(なごり)の月」という用語の「①夜明けの空に残っている月。有明けの月。」という語釈は、日本国語大辞典・第二版では、謡曲『雲林院』〔1426年頃〕からの例が添えられていますが、200年近くさかのぼる用例があります。
さみだれのなごりの月もほのぼのと里なれやらぬ郭公かな
(拾遺愚草、下、2209)
『新編国歌大観3 私家集編1 歌集』1985年、角川書店、817ページ
「名残(なごり)の月」という用語の「①夜明けの空に残っている月。有明けの月。」という語釈は、日本国語大辞典・第二版では、謡曲『雲林院』〔1426年頃〕からの例が添えられていますが、200年近くさかのぼる用例があります。
さみだれのなごりの月もほのぼのと里なれやらぬ郭公かな
(拾遺愚草、下、2209)
『新編国歌大観3 私家集編1 歌集』1985年、角川書店、817ページ