monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

「代掻く」用例

2017年05月22日 | 日本国語大辞典-さ行

 「田植え前の田の代掻きをする」という意味の「代(しろ)掻く」という単語の用例は日本国語大辞典・第二版では、『杉風宛芭蕉書簡』元祿七年〔1694年〕閏五月二一日からの例が早いのですが、600年近くさかのぼる用例があります。

こなぎ摘(つむ)沢田の代(しろ)はかきてけりいそぎて植ゑよ室(むろ)のはやわせ
(夏十五首、早苗、407)
『和歌文学大系15 堀河院百首和歌』明治書院、平成14年、79ページ

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