「またもや」という用語は日本国語大辞典・第二版では1505年・光悦本謡曲・熊野からの例を早い用例として挙げていますが、もっとさかのぼる用例があります。
返し 良勢法師
なごりある命と思はばともづなの又もやくると待たまし物を
(巻第八・別、481)
『新日本古典文学全集8 後拾遺和歌集』岩波書店、1994年、157ページ
みしひとに-またもやあふと-うめのはな-さきしあたりに-ゆかぬひそなき
(伊勢集・00034)~日文研HPの和歌データベースより
ちるはなに-またもやあはむ-おほつかな-そのはるまてと-しらぬみなれは
(詞花集・352)~日文研HPの和歌データベースより