早蕨(さわらび) 2010年03月01日 | 日本古典文学-和歌-春 いはばしる垂水(たるみ)のうへのさわらびの萌えいづる春になりにけるかも(万葉集) うちかへす片山畑のさわらびの下にもゆるもあらはれにけり(新撰和歌六帖) 春日野のくさ葉は焼くと見えなくに下もえわたる春の早蕨(堀河百首) 野べいでて誰がいへづとと折りつらむ春のわらびにまじるいたどり(土御門院御集) 山里は野べのさわらびもえ出(い)づる折りにのみこそ人はとひこれ(金葉和歌集) 深山木(みやまぎ)のかげ野のしたの下わらびもえいづ れども知る人もなし(千載和歌集) « 手づくりのくるみボタン | トップ | 春の野 »
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