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「指を折る」用例

2015年12月29日 | 日本国語大辞典-や・ら・わ行

 「指を折る」という用語には「指を一本ずつ曲げて、物を数える。」という語釈があり、日本国語大辞典・第二版では、『日葡辞書』(1603-04年)からの例が早いのですが、130年ほどさかのぼる用例があります。

年欲暮
とにかくに暮るる日数をしたふかなわが年程のゆびを折りつつ(10・草根集、6389)189ページ
夜懐旧
さきだつはゆびををりても数しらず鴫よなにぞの夜はの羽がき(10・草根集、10314)251ページ
『新編国歌大観 第八巻 私家集編4 歌集』角川書店、1990年


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