monoろぐ

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三木露風「春の夜」

2020年03月28日 | 読書日記

 春の夜

うつゝなき夢捲くごとく、
連翹の薫り、さながら――
いづこより洩れてくるか。

辿り入る彩ある巻に、
花しどろに紅や紫、
花踏みて酔へるが如し。

(「三木露風全集」より)



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