花鳥(はなとり)の飽かぬわかれに春暮れて今朝よりむかふ夏山の色(玉葉和歌集)
夏来(き)ぬといふばかりにて遅櫻(おそざくら)散らぬかぎりや春とたのまん(宝治百首)
今日はいとど櫻本(さくらもと)こそゆかしけれ春のかたみに花や残ると(玉葉和歌集)
春をのみ人はしのべばうの花のかげにかくれて夏や来(き)ぬらむ(宝治百首)
わがやどの外面(とのも)に立てる楢(なら)の葉のしげみにすずむ夏は来にけり(新古今和歌集)
花鳥(はなとり)の飽かぬわかれに春暮れて今朝よりむかふ夏山の色(玉葉和歌集)
夏来(き)ぬといふばかりにて遅櫻(おそざくら)散らぬかぎりや春とたのまん(宝治百首)
今日はいとど櫻本(さくらもと)こそゆかしけれ春のかたみに花や残ると(玉葉和歌集)
春をのみ人はしのべばうの花のかげにかくれて夏や来(き)ぬらむ(宝治百首)
わがやどの外面(とのも)に立てる楢(なら)の葉のしげみにすずむ夏は来にけり(新古今和歌集)