金市場では金融の予想を超える決算を受けて、逃げ始めるファンドの動きがNYコメックスから出て、その後に判明したETFの目立った減少(8.25トン)が、また手仕舞いを誘うという流れ。先週6日月曜日のザラバ安値865ドルまで売られたところで、いま少し戻している。この辺りは一応、インドなどでも1万4000ルピー(10グラム)割れとなるところなので、今は買い引き合いが入り易い水準と言える。ただし、実需はサポートにはなるが、それで充分といえるほど今の環境は温まっていない。値頃とは思っても手掛けにくい。それほど不透明要因は多い。為替分野の人の話を聞いていても、皆迷っているのがわかる。為替といえば、ここ2~3日ドルの強さが目立つので金融決算と合わせて金市場へのプレッシャーとなっているといえる。これにしても単にドルがマネーフローを背景に買われているときは金市場の材料にはなり難かったが、米系金融の底打ち感の醸成と一緒になることで影響力を持ち始めるということ。同じ要素でも影響力の強弱が変わってくるのがマーケットのいわば“息使い”ということ。
それにしても、赤字予想が多かったシティだが、時価会計の一部緩和策の織り込み度合いは、どれほどのものなのかという部分は闇の中。昨日(16日)は、商業用不動産2位のゼネラル・グロース・プロパティーズが破産法11条の申請をしたが、ここは以前から危機が続いており、“追い貸し”でなんとか延命してきたところではなかったか。この破綻はシティの今回の決算に反映されていないが、「危ない取引先」として引当金は積んでいるのだろう。
それにしても、赤字予想が多かったシティだが、時価会計の一部緩和策の織り込み度合いは、どれほどのものなのかという部分は闇の中。昨日(16日)は、商業用不動産2位のゼネラル・グロース・プロパティーズが破産法11条の申請をしたが、ここは以前から危機が続いており、“追い貸し”でなんとか延命してきたところではなかったか。この破綻はシティの今回の決算に反映されていないが、「危ない取引先」として引当金は積んでいるのだろう。
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