亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

昨夜もアルゴの急騰

2014年02月06日 19時50分11秒 | 金市場
昨夜は早朝現地8時15分のADP民間雇用レポートの結果に反応して金価格は反射的に14ドルほど急伸。そこで当然ながら出てきた売り物をこなしさらに2ドルほど上げて、1274.50ドルとそこで一幕は降りることに。ADPレポートは民間雇用18万9000人増の予想が17万5000人増と少し下回っただけだが、前回の速報値23万8000人増が本チャンの雇用統計では蓋を
開けてみればNFP(非農業部門雇用者数)は7万4000人の増加にとどまったという前回の苦い経験によるものか。

いずれにしても1270ドル超まで駆け上がった相場だったが、以降、2時間ほどダラダラと下げて1250ドル台半ばの、前日比マイナス圏まで下げることに。いわゆる“行って来い”状態に。

ADPレポートと労働省の雇用統計いついては、元より相関性の強くないことは納得済みではあることから、結果的に売り物が湧きあがり滞空時間は短かった。いずれにしても、昨夜の急騰劇もアルゴリズムで組まれたコンピュータープログラムの反応によるものということ。今夜は週間ベースの失業保険新規申請件数が注目。ECB定例理事会は政策変更なしも、ドラギ総裁の発言内容に注目か。それにしても、頻発するアルゴのコンピューター取引による急落急騰・・・・。

本日午後は、都内麻布十番近くの国際文化会館にて日経マネー別冊の企画で豊島さん、スタンダードの池水さんとの鼎談だった。今回はけっこう面白かった。賞味2時間ちょっとアレコレやっていました。3月12日発売とのこと。

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