さてFOMCよりもむしろ予想とのブレが大きい可能性があるゆえに価格への影響も大きい雇用統計、しかも失業率はFOMCの政策目標に据えられたことで注目度が上がっている。2月1日の発表では、直後から金が動意づいたのはこの失業率が予想に反し0.1ポイント上昇の7.9%となったことに素直に反応したもの。(非農業部門の)雇用者は市場予想16万6000人増に対し15万5000人増に留まったこともファンドの買戻しを誘ったと見られる。1660ドル台前半で漂っていた金は、発表直後に一気に12ドルほど急伸。ただし、直近2ヵ月分など過去に遡って数字の改定が同時に発表され、これが軒並み上方修正となったことから、雇用の改善が意識されたことから、そこからは売りが出て高値保ち合いに。しかし、株や原油などが強含みの中で、2段目のファンドのカバーと見られる買いに今度は1680ドルを突破。しかし、ここまで。現地午前10時に発表されたISMの1月の製造業景況指数が12月の50.2を超える53.1で9ヵ月ぶりの水準に上がったことで、警戒感台頭(緩和策早期終了観測)で一転して10ドル超急落という忙しい展開。後はダウが1万4000ドル大台乗せなど株式市場の好調な展開を横目に1670ドルを挟んだ動きに移行。
失業率も労働参加率といって少し景気が良くなってくると仕事探しを諦めていた人が戻ってくることで、むしろ上がるという展開もあり、一本調子の改善というわけではない。それでも一時に比べ改善方向かな。引き続き、方向感の出ないドル建て金価格。債券王で知られるPIMCOのビル・グロースが引き続きインフレ観測の下で金などコモディティ投資や比較的債務水準の低い国への投資を提言するレポートで話題になっている。
さて節分で、明日から暦がかわる。陰暦で生きているわけではないが、この感覚もまたヨシ。
ちなみにこちらビル・グロース
http://www.pimco.com/EN/Insights/Pages/Credit-Supernova.aspx
失業率も労働参加率といって少し景気が良くなってくると仕事探しを諦めていた人が戻ってくることで、むしろ上がるという展開もあり、一本調子の改善というわけではない。それでも一時に比べ改善方向かな。引き続き、方向感の出ないドル建て金価格。債券王で知られるPIMCOのビル・グロースが引き続きインフレ観測の下で金などコモディティ投資や比較的債務水準の低い国への投資を提言するレポートで話題になっている。
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