亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

またぞろユーロ圏が

2013年02月04日 23時56分55秒 | 金市場
スペインではラホイ首相ら与党幹部に不正資金受領の嫌疑がかかる中で、同国の失業率が発表され2012年10-12月期は26.02%だと。もちろん過去最悪。若年層は確か50%を超えていて、先ごろのダボス会議でのテーマにもなっていたはず。もともと硬直的な労働法規を企業側が柔軟に解雇できるような形の改革が行われた結果が表れたかたち。かといって良し悪しの判断は現時点ではつかない。欧州はおおむね同じような構図の中にある。しかし、この中で国民の不満をどうコントロールしていくのか、難しい。

今月24-25日に総選挙が実施されるイタリアもやや揺れる気配。モンティ改革を覆すと公言しているベルルスコーニ前首相が躍進し、指示率が上昇中と。当面落ち着くとの前提で回っていたユーロ圏に波乱の目が・・・・って、そもそも波乱は隠れているだけで、そこに存在しているわけだけど。考えてみれば、イケイケドンドン的な日米株式市場だが、金融相場ですなぁ。もともと2月、3月と政治の季節ではあったのだけど。

早くも立春。奄美大島で春一番・・と。


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