週末の昨夜の海外市場で金価格(銀も)が急騰となった。NYコメックスで13.1ドル高の627ドルの高値圏での引け。スポット価格も625ドル超で取引をほぼ終えている。通信社の市況速報にはドルが弱含んだ、原油が安値から戻した、穀物市場がコーンを中心に急騰したのが買い安心感をもたらした、金についてはショート・カバー(空売りの買戻し)が節目を突破させ雪崩のような買戻しのスイッチを入れた等々、取材によってまとめたコメントが並ぶが、結局は突然の上昇がなぜ起きたのかヨクワカラン?というトーン。ドルが弱い、原油が戻したといっても動きは小さく、理由にはならない。ドルについては注目の米12月の小売売上高は+0.9%と予想値0.7を上回るもので自動車を除くと+1.0%と予想の倍の好結果となっていた。つまりドルが小安く推移したのは売られたというより買われていた反動、つまり自律的な動きということ。WTI原油にしても1.11ドルの上昇で52.99ドルだから、下支え程度の動き。さてさて不思議な上昇だわい!?・・・というのが市場の受け止め方に見える。
思うに、ファンド(大口の買い手)の買いに、事前に置いていた買戻し指値を次々にヒットされたことで、慌てたショート筋がさらにパニック的なカバー(手仕舞い)に向かったものだろう。年始早々とりわけ5日(19㌦安)に起きた逆バージョンということ。
買い方を動かしたものは何か。今週初めから600ドル飛び台で現物の買い引き合いが見られると書いてきたが、基本的にはこの実需の強さが基盤にあるのではないか。つまり需給はNYコメックスがドタバタしているほど悪くない。そこにもってきて昨夜はイタリア、ドイツ、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、インドでもゴールドETFの取引が開始される見通しが公表されるということがあった。需給見通しの好材料と捉えて610~620ドルどころを買い進むこと自体は何の不思議もないということ。その上は慌てたショート筋がつくった結果ということ。それにしても引け値で624ドルを上回ってきたので形は非常に良くなったといえる。今年は上にも下にもこうした値動きが頻発しそうだ。
思うに、ファンド(大口の買い手)の買いに、事前に置いていた買戻し指値を次々にヒットされたことで、慌てたショート筋がさらにパニック的なカバー(手仕舞い)に向かったものだろう。年始早々とりわけ5日(19㌦安)に起きた逆バージョンということ。
買い方を動かしたものは何か。今週初めから600ドル飛び台で現物の買い引き合いが見られると書いてきたが、基本的にはこの実需の強さが基盤にあるのではないか。つまり需給はNYコメックスがドタバタしているほど悪くない。そこにもってきて昨夜はイタリア、ドイツ、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、インドでもゴールドETFの取引が開始される見通しが公表されるということがあった。需給見通しの好材料と捉えて610~620ドルどころを買い進むこと自体は何の不思議もないということ。その上は慌てたショート筋がつくった結果ということ。それにしても引け値で624ドルを上回ってきたので形は非常に良くなったといえる。今年は上にも下にもこうした値動きが頻発しそうだ。
「悪の枢軸」とブッシュさんが数年前に発言したのが思い出されます。ブッシュ政権は2008年までと考えると、今年から来年にかけてイラン攻撃をするのでしょうかねえ。
週末はおいおいって感じでした。USDAってのはあまりあてにならないと聞いてはいましたが、穀物需給発表の12月発表と比べると本当に驚きの数字です。前日のそれらしい発表があったそうですが、それにしてもこんなちゃぶ台返しの数字が出てくるとはビックリです。600centを目指す動きとの憶測流れる状況で月曜日もストップ高(20cent)が予想される展開と来ては、今まで売っていたファンド筋もストップ高(取引不能)に驚いて他の商品相手に反対売買に動かざるを得ない雰囲気丸出しのブル相場(CSCE除く)。今後の商品全体に波及するかもしれないメガトン級の発表(信頼性?)だけに今後の穀物市場が注目されると思います。そして、穀物上がると干上がってしまう国々が南半球を中心に結構あるので、これまた不安定要因が増えたのかもしれません。