注目の4月の米雇用統計は、いわゆるpositive surprise となった。前月比21万5000人の増加が予想されていたNFP(非農業部門雇用者数)は28万8000人の増加。これは2012年1月以来の水準で2009年夏に今回の回復が始まって以降のsecond best でもある。失業率も予想の6.6%を大きく下回る6.3%となった。こちらは2008年9月以来のこと。2008年9月といえば、リーマン・ブラザーズが破たんしたのがこの月。雇用者数の増加については、2月および3月分が修正され、2月は当初の19万7000人増から22万2000人増に、3月は19万2000人増から20万3000人増にそれぞれお上方修正された。
今回4月のデータで、年始以降の減速はまさに寒波の影響によるものであって、景気循環からくる落ち込みではなかったことが立証されたことになり、FRBの見通しが間違っていなかったということになる。資産買い取り(量的緩和策)の縮小を粛々と続けているFOMCの正当性も担保された形となった。
さて発表を受けた金市場だが、まずはこの予想外の好結果を受け教科書通りの反応でもある急落で1280ドル割れまで売られることになった。しかし発表前の水準からすると8ドル程度安だけで、これだけの好結果の割に下げが限定的という印象は否めず・・・・と思っていたら15分ほどで切り返しの動きに転じ、発表前の水準に復帰。1時間ほどその水準でもみ合った後に、逆に急騰で日本時間の23時50分時点で1295ドル近辺で推移中。ウクライナの緊張が次の水準に上がっていることに反応したものか。
今回4月のデータで、年始以降の減速はまさに寒波の影響によるものであって、景気循環からくる落ち込みではなかったことが立証されたことになり、FRBの見通しが間違っていなかったということになる。資産買い取り(量的緩和策)の縮小を粛々と続けているFOMCの正当性も担保された形となった。
さて発表を受けた金市場だが、まずはこの予想外の好結果を受け教科書通りの反応でもある急落で1280ドル割れまで売られることになった。しかし発表前の水準からすると8ドル程度安だけで、これだけの好結果の割に下げが限定的という印象は否めず・・・・と思っていたら15分ほどで切り返しの動きに転じ、発表前の水準に復帰。1時間ほどその水準でもみ合った後に、逆に急騰で日本時間の23時50分時点で1295ドル近辺で推移中。ウクライナの緊張が次の水準に上がっていることに反応したものか。