先週末の土曜日14日の早朝に書いたが、やはり資金は再び商品市場に戻り始めた。昨日のコメント欄の書き込みにあったようにNYダウの新値更新に代表される米国株の堅調さは、足元の企業業績の良さを反映したものだが、ならば心理的に冷やされ急落状態になった商品全般は買える、ということ。新興国の需要が手のひらを返すように引っ込んだり出てきたりということはなく、大勢的に増加傾向という流れは変わらない。生活水準が以前より上がった人たちは、もっといい暮らしをと望むのは容易に想像はつくが、絶対水準が低かっただけに我々の目線では計れないほど需要の底上げはすごいんじゃないかな。世界全体が底上げされると、アメリカの赤字は更に増え続け、それでもマネーは金利と利便性に引かれアメリカに引き寄せられカバーする。かくして米国の赤字はGDP比ではなく、金融資産比で語られはじめ、新たな金融秩序到来とされるが、片方で安定からはドンドン離れる。。。そのなかで、どこま行っても金は金なのだった。発行体のないのが(無債務性)金だから。さぁ!600ドルに乗って来ましたよ。動きが変わるのではないですか。えっ!?まだまだ・・ですか?いやいや、煮詰まっているように見えますが。
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世界を駆け巡っているドルマネーには世界各国のマネーが入っていてドルの姿を借りているだけ、それが今のグローバリゼーションのように思えるのです。(アメリカの金融の力…)
だから、今、「金」と思います。
亀井先生はETF・インド・中国の事を言われますが、この日本は世界第2の経済大国であり、貯蓄の多い国です。「いつも」さんが言われるように馬車馬のごとく働いてきた、この国の民は…しっかり「円」を貯め込んで…
「金」は世代を超えて受け継ぐ資産と思います。
このプログに歴史がでてきません。寂しいです。
横レス失礼いたします。
「金」の歴史は非情の歴史。
無味乾燥とドロドロとした権謀術数や欲望渦巻く背徳の交差。
本来、「金」よりも「人」に可能性を感じなければならないのでしょう。
しかし、「唯物的価値観」に囚われることで高度な社会形態を作り出した過去の栄光に未だにこだわり続けたため、やがてその手法は醜く恐ろしい怪物となって世界(といっても先進国中心の狭い世界ですが)を這い回りつつあります。
それに「人」が気付き、修正できれば「金」にこだわる必要はないのでしょう。
しかし、その怪物の存在に気付きながらも何も出来ない人がラストリゾートとして取りすがる藁しべが「金」だとすれば、あまりに悲しい物語に感じます。
早く気がついて欲しいもどかしさと、背後の怪物の恐ろしさは、早く覚めて欲しい悪夢を思い起こさせます。
たった10年前こんな日本と世界を誰が想像できたでしょうか?時代が変化するとき、往々にして加速し多くの人を傷つけるのはどんな歴史小説にも書かれている定石ならば今その時であって欲しくはない、などと思うのです。
加速する時代に鈍く光る「金」・・・
何かへの怒りめいた感情が少し先走りしてしまったようです。
申し訳ありません。
大切な感情だと思います。
先生も竹島や春尭ガス田問題で書かれてたとき、そのような感情が見受けられました。
横から失礼いたしました。
恥ずかしながら感謝いたします。
少しばかり話から脱線してしまうことがあるもので気をつけます。
まあ、性格なので直しがたいところもあるのですが・・・
先週はドル円がライン際踏みとどまりました。
このまま120円方向を目指す場合、最後の益出しを誘う動きと見るべきかもしれません。
狙うは先生の言うとおりこの国の貯蓄です。
サラリーマンの財形貯蓄は廃止し、401Kの拡充を図る方向性は現役世代も巻き込んで、ある意味で国のお墨付きを与えるものです。
国内金融市場整備が未完のままで、国際的金融市場統合にさらなる金融自由化の流れは国内経済からの資金逃避となる可能性が大きいと感じます。
そうならずに円高方向となっても結論先延ばしであって、以前先生の指摘したとおり、いずれ誰かさんの強硬な介入によって押し戻されるだけでしょう。
黙って現物買いは結局自分の身を助けることになるように思えます。