亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

揺れる朝鮮半島

2006年10月19日 22時34分16秒 | 国際情勢
既に各種メディアが報じているが、北朝鮮情勢に動きがあった。10月10日に最終イベントに向かう朝鮮半島」と題して「ミサイルの威嚇発射と核実験ではイベント・レベルに雲泥の差があるわけで、さすがに今回は中国も放置はできないはず」だと書いたけど、その方向で進み始めた。北東アジアの安定については中国がイニシアティブを取るというメンツを潰されたという報道があったが、もちろん、そうだろう。それ以上にロシアが出てくる前に明確な方向をつけたかったのではないかな。状況分析からの憶測だが、この段階で北朝鮮内部でもロシアに泣きつこうという動きもあったのではないかと思う。それが中国の行動を速めているように見える。もちろんコンディ・ライスの訪中という時間との兼ね合いもあったろう。基本的には、2008年のオリンピックという国家行事を控え、その機会をとらえ国際舞台での大国としての責任やアジアの盟主としての存在(実際はどうかは別としてね)をアピールしたい中国としては、今回の北朝鮮のとった行動はタイミングも最悪で、迷惑千万どころが国益からは許しがたき行動ということだったろう。上海市トップの汚職の摘発という行動の後に、急速な日中関係改善という流れにも、もろに水を差すもので、放置しては国益にもとるということ。ここからは米国を触媒に連携プレーで事態をどうソフトランディングさせるかという段階に移行ということに。日本国内では「ならば核保有も議論」などという話があるやに報じられているが、内側から水を差そうとする輩もいるということか。そんなこと言う前に、竹島問題でもはっきりさせろ!といいたい。法の上に眠るものは、これを保護しない。。既成事実が一人歩きし、このままだと日本地図から消えるぞ。もちろん東シナ海の問題しかり。

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