ある媒体向けに今朝から「有事(地政学的リスク)」についての原稿をかいていたのだが、結局足元の状況で何が変わったのかというと米国一極化から多極化に進んでいると言うこと。「国際情勢の液状化」という表現があるのだが、妙にピタッとはまるのは、やはり米国のプレゼンスが相対的に落ちているからだろう。上海協力機構について触れたことがあるが、中ロは一枚岩ではないが、それでも存在感は増している。その米国の国務長官コンディ・ライスが乗り出すということでイスラエル・ヒズボラ間の停戦の見通しが高まっているが、実質ベースではまだ不透明ではないかな。金価格は100日移動平均線を下に切った形で、ややテクニカル上下向きモメンタムが働いている。
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