本日は午前より都内日本橋にてWGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)主催の「第1回ゴールド・アカデミー」と題した機関投資家を対象にした金のコンファレンスに参加中。こちらは自分の勉強のため。ただし、午後の3つ目のセッションが終わった後の休憩中に残念ながら中座して別のセミナーに。
現在は会場で待機中で、この時間を使い昨夜のNY市場の動きについて簡単に。触れざるをえないでしょう・・・という感じ。
11月28日のNY市場の金価格は波乱の展開。劇的な動きがあったのはNYの通常取引が始まった現地8時20分のタイミング。7~8000枚から1万3000枚という大量の成り行き注文が出され、急落商状で取引が開始された。イメージとしては、(いつもながら)居並ぶ買い注文をスウィープするような感じで総ざらいして下げが進行。急落を始めると次々に売りを巻き込み2万枚以上(1枚=100オンス)すなわち重量換算にして最大約62トン以上の成行きの売りに膨らんだようで、価格は5分間で25ドルの暴落状態に。経過から判断するにコンピューターシステムを使った高頻度高速取引いわゆる「フラッシュ・トレード」と呼ばれるものが作り出した「フラッシュ・クラッシュ」状態に。
瞬間安の後も事前に組まれたコンピュータープログラムによる自動売却の流れは止まらず、取引開始から1時間後には前日比にして約37ドル安い1705.5ドルまで売られることに。この段階で出来高もさらに急増した。
大量の成り行き売りについては、当初“fat finger”と呼ばれる入力ミス、すなわち誤発注が疑われたが、後に取引所側は否定している。この日の急落については「財政の崖」問題に埒が明かないことやユーロ圏情勢をあげるものもあるが、この日の突然の動きを説明するには説得力に欠けるのは否めない。
値動きのパターンから考えるに、一部のファンドによる他のファンドの「売り」プログラムの発効を狙った「売り仕掛け」があったのではないかと見られる。市場関係者によると1730ドルのところにストップ・ロスの売り注文が控えていたようだ。それを急激に下回らせることにより、更なる売りを誘発できるわけで、そうした目先の流れを起こすことで利益を上げるという手法をとるファンドもある。28日の動きは、そうした一部の投機的な投資行動が市場の攪乱要因となったと見られる。つまり冒頭のフラッシュ・クラッシュを意図的に作り出す試みがあったと思われる。
この場合、現物需給の流れに変化があったわけではなく、NYコメックスという先物市場でのファンドの売り仕掛けによるもの。したがって流れの変化を示すものではないと思われる。昨日もETFの残高は、過去最高を更新。
現在は会場で待機中で、この時間を使い昨夜のNY市場の動きについて簡単に。触れざるをえないでしょう・・・という感じ。
11月28日のNY市場の金価格は波乱の展開。劇的な動きがあったのはNYの通常取引が始まった現地8時20分のタイミング。7~8000枚から1万3000枚という大量の成り行き注文が出され、急落商状で取引が開始された。イメージとしては、(いつもながら)居並ぶ買い注文をスウィープするような感じで総ざらいして下げが進行。急落を始めると次々に売りを巻き込み2万枚以上(1枚=100オンス)すなわち重量換算にして最大約62トン以上の成行きの売りに膨らんだようで、価格は5分間で25ドルの暴落状態に。経過から判断するにコンピューターシステムを使った高頻度高速取引いわゆる「フラッシュ・トレード」と呼ばれるものが作り出した「フラッシュ・クラッシュ」状態に。
瞬間安の後も事前に組まれたコンピュータープログラムによる自動売却の流れは止まらず、取引開始から1時間後には前日比にして約37ドル安い1705.5ドルまで売られることに。この段階で出来高もさらに急増した。
大量の成り行き売りについては、当初“fat finger”と呼ばれる入力ミス、すなわち誤発注が疑われたが、後に取引所側は否定している。この日の急落については「財政の崖」問題に埒が明かないことやユーロ圏情勢をあげるものもあるが、この日の突然の動きを説明するには説得力に欠けるのは否めない。
値動きのパターンから考えるに、一部のファンドによる他のファンドの「売り」プログラムの発効を狙った「売り仕掛け」があったのではないかと見られる。市場関係者によると1730ドルのところにストップ・ロスの売り注文が控えていたようだ。それを急激に下回らせることにより、更なる売りを誘発できるわけで、そうした目先の流れを起こすことで利益を上げるという手法をとるファンドもある。28日の動きは、そうした一部の投機的な投資行動が市場の攪乱要因となったと見られる。つまり冒頭のフラッシュ・クラッシュを意図的に作り出す試みがあったと思われる。
この場合、現物需給の流れに変化があったわけではなく、NYコメックスという先物市場でのファンドの売り仕掛けによるもの。したがって流れの変化を示すものではないと思われる。昨日もETFの残高は、過去最高を更新。
現物派 ETF派は静観に限りますね さて49万枚まで行った取り組みがどこまで減りますか。
そういえば水曜はコメックス限月交代の日でしたね 関係あったのかな?
ただ今お金が入っても、まとまった使い道が・・・
売る、というモチベーションがないんだよなぁ。
この辺は、株屋さん扱いといっても、ふつうの株式とはなんかマインドが違うようで。
ところで、老父は金が再びグラム1000円台になると思っているようで、
そんな状況になったら、世界の金鉱山の操業が止まるよ、というと、目を丸くします。
ただ、ETFの金が実需(非投資需要)に回ったら世界の需要を何年持たせるかな、
とはワタクシもよく考えます。