亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

FOMC声明文前夜

2012年06月19日 23時41分27秒 | 金市場
FOMC声明文の発表は日本時間の21日の早朝の予定。市場の方は結果待ちの様相でレンジ相場あるいは保ち合いとなっている。ギリシャへのこれまでの要求が厳しすぎで、従来の緊縮策の達成時期を先送りしたりという条件の緩和が話題に上る中で、ドイツのメルケル首相は「「重要なのは、ギリシャの新政権がこれまでの約束を着実に履行することだ」とし、「改革の歩みを緩めることはあり得ない」と言明したと伝えられている。この頑なスタンスがG20でも問題になるのではとの事前観測もあったが、さてどうなったか・・・。ギリシャは条件緩和を求めている。

ドイツと言えば本日発表された6月の景気期待指数は悪かった。5月のプラス10.8からマイナス16.9へと急降下。1998年10月以来最大の落ち込みとされる。市場予想がプラス4.0であったことを考えるとまさにサプライズということ。ここまで一人勝ちとも表現できる好調ドイツも陰りが出てきたということに。各国ともにマインドが落ちてきている。

米国関連でも、このところのデータから底打ちとの見方が台頭している住宅市場のデータで今夜は着工件数が発表された。事前予想はプラスだったが、ふたを開けたら前月比4.8%マイナスの70万8000戸となった。前月が71万7000戸から74万4000戸に上方修正されマイナス幅が拡大した側面はあるが。速報値といえる許可件数が良かったのが救い。

G20は、スペインの処理について時間を割いたようだ。

今夜は仕事がらみの会食で出ていたが、台風ということで早めに終えて、そそくさと帰ってきたが、どうもその時が雨風が一番強かったよう・・・・・・。足の速い台風。しかし、9月の台風のようなコースだ。


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