久しぶりに環境っぽいタイトル。ムッム。
省エネルギーセンターから無償貸与を受けている「省エネナビ」。今回初めてデータを取り出した。
機器は中国計器工業のPS03W型、設置日2008/3/1、データ取出日2010/3/14。
ナビのデータ保管期間は1年間なので、2009/3/1~2010/3/13のデータを抽出。
データは1時間ごとの電気使用量と気温。
<機器の信頼性の確認>
①電気使用量の誤差を、東京電力と省エネナビのデータで比較。期間は2009/3/12~2010/3/11。東電2766kwh、ナビ2777kwh。誤差は0.40%、かなり良好。
②受信エラーの回数は24回。24時間×365日=8760回のうち24回のエラーで、0.27%となる。※この装置は電気ブレーカーの所で電気量を測定し、無線でナビ本体に送信。
<データの分析>
①月別電気使用量
3月はまだ娘が居たため多めの340kWh。したがって今回はコメントを控えた。それ以外の時期は条件はほぼ同じ。電気使用量は春と秋が少なく、冬と夏が多い。最も少ないのは6月の196kWh。最も多いのは1月の273kWhで次が12月の246kWh。日照時間短くなり気温が低くなるこの時期が多いことから、暖房と照明の影響が大きいことがうかがえる。反面冷房の影響は少ない。最も我が家にあるエアコンは子どもの部屋だけで下宿中の現在は使用していない。
②時間別電気使用量
ラクダのコブのように大きい山と小さい山が出来る。夜の10時が最も大きい山、次が朝の6時、最後が昼の12時。つまり食事の時間とその後のテレビの時間。これに尽きる。
③月別温度
年間平均気温(室温)は17.6℃。最も高い月は8月で平均26.9℃、最も低い月は1月で平均7.9℃。結構気温差が大きいのは冷暖房のない部屋であることが影響している。
④時間別温度
24時間の各時間ごとに1年間を平均すると、6時が最も気温低い。高いのは午後4時から10時でほぼ一定である。夜になっても気温が高いのは測定した部屋が西側で西日の影響があるものと考えられる。
ちなみに1年間で最も低い時は1℃、最も高い時は30℃だった。
<目標の達成度>
設置前の2007年は年間電気量が3725kwh、設置後の2009年は2766kwhで、▲25.7%減少した。まさに政府が進めるチャレンジ25の達成だ。というより、単に子どもが下宿しただけ。でも国全体でも人口減少や景気の後退による影響の方が大きいのではないか。
<今後の対策>
こまめに電気を消すことはもちろんだが、省エネ機器(高効率の冷蔵庫、液晶テレビ、LED照明など)に変更することも考えなければならない。また太陽光の導入も・・・。
はたして上手くいくだろうか。最後には子どもが帰ってきて一挙に増えたりして。