花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

紅葉を求めて・「清津峡」

2007年11月07日 | 旅日記

3日(土)の朝、「明日明後日と仕事を入れていないので、紅葉を見に行こう」と、突然主人が仕事に出る前に言い出しました
初夏のパースに出かけるにしても、日本の秋を見ておかなくては気持ちが収まりませんものね。
施設に出向いてみると、幸い母も随分明るくなり、ポールにつかまって立ち上がる時にも大分力が出るようになりました

早速インターネットで「紅葉情報」を調べ、宿を予約して・・・
11月4日、車にいつもの山の道具を積み込んで、まず最初に向かったのは新潟県十日町市の「清津峡」です。


朝の6時過ぎに我が家を出ました。
雲が多いもののお天気は上々・・・
関越道を走り、群馬県に入ると上毛三山の一つに数えられる「榛名山」が見えてきました。
ここの紅葉も見頃と、TVで紹介していましたね。
榛名は何度も行っているので今回はパスです。






もう一つの上毛三山「赤城山」方面には雲が・・・
(三山は他に妙義山が加わります)
目指す新潟県の天気予報は晴れマークだったんですがね~









流石に行楽シーズンの日曜日とあって、日頃見ないような風景に出くわします。
この道は去年の11月2日にも「谷川岳」に登るつもりで走っています。
谷川天神平までロープウェーで行きましたが、一面のガスで谷川岳登山は諦めました。
結局、一の倉沢を眺めてから猿ヶ京に行き、その先の「三国山」に登りましたが・・・





車は上越国境の「関越トンネル」に入りますが、谷川岳周辺は怪しい雲が覆っています。
トンネルの向こうは小雨が降っていました
越後湯沢の辺りも丁度紅葉が見頃でしたが、お日様の光に照らされないと紅葉も鮮やかさに欠けるのですよね

「塩沢石打」で関越道を降り、R353線に入って30分足らずで「清津峡」の駐車場に到着しました。
我が家を出発してから丁度3時間の行程です。

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幸い雨はやみ、日本三大渓谷の一つと言われている「清津峡」は木々が綺麗に色付いていましたが・・・
三枚の写真をマウスオン・クリックでご覧下さい

15年以上前の夏、まだ元気だった頃の母も誘って、家族で志賀高原にある主人の会社の保養所に泊まり、翌日この清津峡に来た事があります。
あの頃は、川沿いの道を奥まで散策できたのですが・・・



ナント、今ではトンネルができて、500円払ってこの中を通っていきます
何でも落石事故が起きて、死亡者が出たらしい・・・

往復40分ほどのトンネルの中から見た渓谷美をご覧下さい。
(non_nonさん、ソースをいつもありがとうございます)
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全長750mのトンネル内には3箇所、外が覗けるように開かれています。
でもあのV字谷の渓谷美の中を歩いた時の感激と比べると、何ともはや味気なくて・・・

せめて片面でも全部見えるようにすればまだ良いのですが、雪崩でやられてしまう危険性があるのでしょう。
日本は「自己責任」と言う意識が薄いので、親切丁寧にこのような施設を作ったのでしょうが、オーストラリアでは考えられない事ですね

トンネル内には、この渓谷で見られる動植物の紹介や、ここの特徴である「柱状節理」の岩の成り立ちなどが展示されていました。
実際に山肌を見ると、斜めに刻まれたような岩の景観が印象的です。

右の2枚の写真が、トンネルの一番奥のパノラマステージから見た風景ですが、「これしか見られないなんて、リピーターになろうとは思わないよ」と主人は呟いていました。
年老いた親を持つ私は「ここなら車椅子の人でも来ることが出来るわ」と思いましたが、人命尊重と自然・・・
難しい問題ですね。

駐車場に戻った頃には、青空が見えてきました
駐車場の順番待ちの車が長い列を作っています。
「晴れてきたので、志賀高原の温泉に行く前に平家の落人伝説の残る”秋山郷”に寄って行こう」と話が決まりました

清津峡の詳しい情報はこちらをご覧下さい
※シーズン中の休日は駐車場が混雑しますので、できれば午前11時前に現地に行く事をお勧めします。

コメント (22)
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