花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

秋を求めて「鎌倉・東慶寺」

2009年09月15日 | 鎌倉散策

ブログ仲間の山小屋さんから「湯河原の幕山にオミナエシの群落があります」とのコメントが寄せられました。
(上の画像は「フォトライブラリー」からお借りしたオミナエシの写真です)

幕山は梅の季節に2度登っていますが、オミナエシの咲く初秋には行った事がありません。
是非行きたいと思いましたが、野山に連れ出せる友人は、アノ人とコノ人しかいません。
案の定二人とも「今週はもう全部に予定が入っている」とのお返事・・・
ならば一人で行ってみようと「湯河原観光協会」に電話して詳しい情報を聞いてみたところ「今、スズメバチが活発に動き回っているので気をつけてください」と言われ、怖くなって諦めました。

代わりに、マイフィールドの鎌倉のお寺で見られる「オミナエシ」を検索したら「東慶寺」が出てきましたので、お天気に恵まれた14日の月曜日に行ってきました。


駆け込み寺で有名な「東慶寺」は今年の5月下旬に「イワタバコ」、そして6月初めに「イワガラミ」を、続けて見に通ったお馴染みのお寺ですが、9月に訪れたのは初めてでした。

門を入り、拝観料の200円を払ってすぐのところに可愛い「実」が生っていました

<>

一体何の実でしょうか?、マウスオンでご覧下さい
この立ち姿はどこかで見覚えが、受付の人に確認してみるとやはり「スズランの実」でした。

スズランは「君影草」とも呼ばれ、多くの人々から愛される可愛いお花ですが、花・葉・根、そして実にも毒がありますので、くれぐれも食べないように
この毒は不整脈、心不全、心臓麻痺などの心臓への影響が強いそうです。


その先に、目的の「オミナエシ」を見つけましたが、ロープが張られたお庭の一番奥に咲いていて、とてもアップの写真は無理でした

秋の七草の一つで、万葉集でも詠われた「オミナエシ」
葉っぱを煎じて飲むと解毒作用があるそうで、漢方でも使われているようです。

漢字で書くと「女郎花」
同じ種類の「オトコエシ」は、一週間前に訪ねた「大巧寺」で勢いよく茂り、白いお花が咲いていましたが・・・
名前の通り咲き方がオミナエシの方が華奢なのですね。


快晴に恵まれたこの日は残暑厳しい日でしたが、東慶寺の境内は秋の気配が漂っていました。


見上げると青空の中にホラ、秋の味覚の「柿」が色付いていました。分りますか~?

<>

そしてこのお庭で一番目を引いたのは「彼岸花」でした。マウスオンでご覧下さい
ここでは紅白で楽しめました
どうやら白い彼岸花の方が少し早めに咲きだすようです。

お彼岸の頃に咲くから「彼岸花」と呼ばれていますが、「これを食べたら彼岸(死)しかない」と言う別説もあるようです。
全草有毒で、誤食した場合は吐き気や下痢、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死にいたるらしい


別名の「マンジュシャゲ」の他にも、日本各地では「死に人花」「地獄花」「幽霊花」などと呼ばれ、昔から忌み嫌われていたようですが・・・
私はこの純粋な「赤い色」にとても惹かれます


奥の墓地の方に進んでいくと、「セミ」がにぎやかに鳴いていました。
見上げるとまだ青々としている「モミジ」の葉が太陽の光に輝いて見えます。
この日の日中は、最後の「夏」が頑張っていました。


温暖な地「鎌倉」の紅葉は、11月末から12月に入らないと見られませんが・・・
初秋の「東慶寺」は夏と秋とが混在していました。

※尚、境内には「夕顔(白)が咲き出すのは午後3時過ぎからです」という看板が見られました。
 ご興味のある方は夕方にかけてのお出かけをお勧めします




コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする