花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
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いっぱいの主婦の日記です

満開の「小出川の彼岸花」

2010年09月26日 | 花シリーズ
「巾着田の彼岸花」が空振りに終わって一週間近くが過ぎました。

秋晴れの朝を迎えた26日(日曜日)、開花が遅れている彼岸花も「そろそろ見頃になったはず」と
リベンジに燃えている私は、カメラと飲み物を抱えて飛び出しました。


出かけた先は藤沢・茅ヶ崎・寒川の2市1町を流れる「小出川」
新聞のローカル版に紹介されていた、神奈川の彼岸花の名所に向かいました。

藤沢市にある慶應大學の湘南キャンパス近くを流れる「小出川」の両岸に、
3kmに渡って、80万本の彼岸花が咲いているらしい・・・

辻堂駅からバスに揺られて25分、丁度見頃の「彼岸花」に出会えました


紅い絨毯と称される「巾着田」には叶いませんが、こちらは「紅い帯」と言う感じです

まだまだローカルで人が少ないのが好いですね~
日曜日だというのに臨時駐車場も余裕があるようで、
のどかな風景の中に、真っ赤な彼岸花が咲き誇っていました


2003年までの小出川は雑草が茂り、ゴミの山だったとか
「自然を守ろう」と藤沢市民が立ち上がったそうです。

川の中の粗大ゴミを一掃し「綺麗な花を植えれば、ゴミは捨てないだろう」
近くに自生する彼岸花を植えたそうです。

年々お花は増えて・・・今では紅い帯が3キロも続きます

その後、茅ヶ崎市民も協力し、2008年に「小出川・彼岸花団体協議会」を結成
「第一回彼岸花祭り」が開かれました。


お祭りには寒川町民も加わり、バックの富士山とコラボが人気を呼び
東京や横浜からの観光客も集まる湘南の「彼岸花の名所」となりました。

今年の「彼岸花祭り」は23日だったそうですが、お花はギリギリセーフだったのかしら?
開花が大幅に遅れて、関係者の皆様もヤキモキした事でしょうね。


川というよりも田んぼに水を運ぶ側溝のような「小出川」ですが・・・
河岸の農家の庭には柿の実がなり、コスモスが揺れていました。


私はバス停のある「大黒橋」から「小出橋」を通り、
更に先の田んぼが広がる「新道橋」までの約1.5kmを往復歩きました。


あぜ道に咲く「彼岸花」も絵になりますね。
バックに見えている山は「丹沢・大山」・・・
残念ながら午後からは雲が多くなり、富士山は見えませんでした。

地元の方々の苦労が実を結び懐かしい風景が広がります

 

横浜ではほとんど見られなくなったお米の収穫風景・・・
暑さが去って、郊外は実りの秋を向かえていました。


無料の「お抹茶」が振舞われていました。
地元の方々の心意気が感じられますね。
私もここで一休みです。

この近くから寒川駅行きのバスが出ていますが、1時間後と聞き、再び来た道を戻ります。


「彼岸花」の名所としては新しいところだけに、まだまだ素朴で自然そのままです。

お花の中を歩いて行けるのが嬉しいですね。
その内、観光客が増えて、きっと綱が張られることでしょう・・・


辻堂から「慶應大学」行きのバスは、平日は1時間に3~4本出ていますが
休日は1時間に一本
逃したら大変です。

私はまだまだ傑作写真が撮れずにいましたが、バスに遅れないようにとダッシュしました。


今回ようやく満開の「彼岸花」を見ることが出来て満足です

自分の空いている時間とお天気と、そしてお花の見頃が上手く合致することは中々難しいものです。
友人を誘ってスケジュール合わせをしていたら、間に合わなくなりそうで・・・
思い切って一人で出かけた一日でした。

お花は待ってはくれませんものね。

尚、彼岸花が見られる「小出川」のアクセスと地図はこちらをご覧下さい。



コメント (34)
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