我が家の庭の「ニリンソウ」が一輪咲き出しました
この春の訪れを告げる清楚なお花に心癒されています。
広い範囲で大地が揺れて、大津波がやってきてから2週間になります。
TVで流れる悲惨な映像に涙し、
寒い避難所で協力し合って過ごしている被災者の方々の姿に感動し・・
そして日々計画停電に日常生活は振り回され、物不足に唖然とし、
深刻な事態に陥っている「福島原発」の成り行きも不安で・・・
何だかとても疲れています。
臨床心理士のお話では
不安は体内でアドレナリンを放出し、軽い興奮状態を引き起こし
不必要に感情があふれ出したり、イライラしやすくなったりで
知らない内に身体的な疲労が蓄積されます。
そして「何かをしなければ」という焦りから、やたら行動してしまう場合もあるとか。
確かに余震も続き、日に何度か「緊急地震速報」が出たりして、常に頭がクラクラしているような状態です。
血圧も少々上昇気味
こういう時こそ「気分転換」をするべきですが、「震災で多くの人々が苦しんでいるのに」
と自分をいさめる気持ちもあり
ハイキングや食事会の計画があっても「大きな余震でライフラインの停止に巻き込まれるのも怖いよね」と
なかなか気分的にもそちらに向きません。
先週初めの3日間休館した仕事先の公的施設も普段通りに開館し、
今週、私は新人さんを教育しながら最後の仕事に就いています。
忙しい中、新人さんに説明しながら館内を駈けずり回っていますが
何故か?体調がいいのです。
TVの悲惨な画像を見続けていてウツ状態になっている方々は
是非一度TVから離れて体を動かすか、好きな事に没頭する事をお薦めします。
最近知ったことですが、この駅に近い団地や住宅街の中にある仕事先の公的施設は
計画停電の指定地域から外されているのです。
近くに住んでいる仕事仲間は停電の無い人とある人がいて・・・
東京23区が最初から無しなのは「ライフラインに影響するから」と言う意味で分ります。
信号が消えたら、とても全域の交差点にお巡りさんを配置するのは無理ですものね。
横浜の官公庁が並ぶ中心街も計画停電から外れるのも分ります。
でも、同じ町内で差が出るなんて
私、その事を知ったとき一瞬血圧が上がったかも・・・
「こんな事に不満を持つ私はナント心の狭い人間だろう。被災者のことを考えれば我慢!」
と思いながらも、
親しい仕事仲間に冗談半分で「どうせ我が家は田舎よ。過疎地よ」とひがんだら
「私たちも協力するつもりではいたのよ。それなのに何故か停電地域から外れているのよ」と・・・
皆さん好い人たちですわ。
主人には「俺達の住む地域は純粋な住宅地なんだと思え。こういう経験もイザと言う時必ず役立つ」
と言われました。
夜の停電で暗さや寒さに耐えかねている方がいらっしゃいましたら、
近くの電気も点いて暖房も入っている「公的施設」を探してみてください。
横浜市の場合、市内80箇所以上ある「地区センター」や「コミュニティーハウス」には、
図書室やキッズルーム、体育室もありますよ。
朝九時から夜の九時まで開館しています。
古い「防災グッズ」が・・・ | 1990年代の日付のカンズメや水が出てきましたよ~ |
昨日は雨の降る中、朝の9時半から12時半まで停電でした。
動いていた方が寒くないので、暮れの大掃除時も手をつけなかった台所の棚の天袋を整理しました。
ここには古い「防災グッズ」をしまい込んでいた事は頭にありましたが・・・
この乾パンは賞味期限が書かれていなくて、中味も全然痛んではいません。
何年くらい持つのしょうか?
主人は砕いて「鳥さん用」に庭木のエサ台に盛りました。
これらは全部処分して新しく取り揃える事にします。
自治会は「防災用に三日分の食料を自宅で用意しておく事」と言いますが、
どうも今回の大震災を見ると、最低一週間分は必要のようですね。
ランの花が一輪、咲き出しました。
友人から株分けしてもらった鉢のランでしょうか?、初めて見る色のお花です。
今一番の不安は「東電・福島原発」です。
我々もその恩恵を受けているのですが、TVの前にどっかり陣取って、
東電やお上の対応に怒りまくっている夫の口調を聞いているだけで、
私の血圧が上がりそうです
彼もアドレナリンが噴出してヒステリー状態なのでしょう。
ハクモクレンも満開になりました。
サクラの開花も聞かれます
私はそろそろ普通の生活に戻ろうと思います。
物の買占めや、放射能の風評被害も、集団ヒステリー現象かもしれませんね。
かといって日本人全部が喪に服したように沈んでいては、経済も落ち込む一方です。
TVのコマーシャルも自粛ムードで、広告機構の同じものばかりが流れていて・・・
民放もさぞかし赤字となることでしょう。
こんな時期に派手な事は慎むべきと、イベントも次々に中止となってしまいました。
浅草も閑古鳥が鳴いているとTVで訴えていました。
観光業界の方々のタメ息も聞こえてきそうです。
日本の経済が更に落ち込めば、税収も落ち込み、被災地の復興にも影響を及ぼしかねません。
被災地もまだまだ大変ながらも、ガソリンがようやく行き渡りそうな気配ですね。
復興の槌音が聞こえてくるのももうすぐと期待しています。
大きな不安は「福島原発」ですが、専門の技術者だった主人の仕事仲間からメールが届き
少し納得しました。
「原子炉の建設及びメンテナンスをしてきた○芝・○立・鹿○建設などの技術者も現地に大勢駆けつけ
昼夜なく対策実行に苦闘しています」
「彼らが現場をもっとも熟知している人々なのです」
「命がけの作業をする方々には本当に頭が下がる思いです」と・・
私もお上には不信感を抱いていますが、日本の消防レスキュー隊と民間の技術集団は
信じていますよ。
凄まじい大震災の爪あとに心を痛め、日々の生活にアタフタしている間に
春はやって来たようです。
まずは近くの自然公園の散策から始めようと思います。