ハゼノキに実がたわわに生った
本州のものはロウを取るために栽培されていたものが野生化したと言う説がある
ウルシ科の山野に生える落葉高木 10mほどになる
葉は奇数羽状複葉で、きれいに黄葉する
枝や葉の乳液に触れるとかぶれることがある
5~6月に黄緑色の小さな花を円錐状に多数つける
雌雄別株で花弁は5個、長さ2mmで反り返る
果実は核果 9月過ぎ頃から淡褐色に熟す
後に外果皮が剥がれて、縦筋の有る白いロウ質の中果皮が露出する
ロウは融点が高い植物油で、実の総重量の20%も含まれている
実を砕いて蒸して集めたロウから作るロウソクは 貴重な明かりだった
脂質分は高カロリーで鳥もよく食べる
キツツキ類 ツグミ類 メジロなど色々な鳥が食べ、硬い種子を排泄し散布する