
ヌルデの木に虫こぶを見つけた
羽状複葉の葉軸部に形成される袋状の閉鎖型虫こぶ
虫の正体は、ヌルデシロアブラムシ
秋に虫こぶの開口部から脱出した有翅虫はコツボゴケなどに移る
そこで生まれた幼虫は越冬後に有翅虫になりヌルでに戻る
有翅虫の脱出前の虫こぶを加熱乾燥したものが「五倍子」で薬用、染色用に使った
虫こぶ:
植物の葉などに「こぶ」が付いていたり、芽や実が異常に肥大していることがある
内部に虫が見つかることが多いため「虫こぶ」「虫えい」と呼んでいる
その後虫だけだは無く、ダニや線虫 菌類などでもこぶになったりするので、まとめて「ゴール」と呼ぶ
実際には「虫こぶ」で通じる
虫こぶは形成生物(虫など)の何らかの刺激で、植物の組織、細胞が異常に肥大や増殖して生じる
何らかの刺激は 産卵に伴う分泌物とか 幼虫の摂食による刺激とか 今でもはっきりしていない