
チャノキの名は漢名の「茶」を音読みにしたもの
ツバキ科の常緑低木 幹は株立ち場で2ⅿ程になる
日本には中国から奈良時代に入り薬用に使われたが、鎌倉時代に栄西が中国から種子を持ち帰ってから、茶の栽培と喫茶の習慣が広がった
佐賀県嬉野に「嬉野の大チャノキ」と呼ばれる樹齢300年余の天然記念物の古木があるそうだ
チャノキには2変種あり、低木性で葉が小さいシネンシスが緑茶用に栽培されている
高木性で葉も大きいアッサムは、紅茶用に利用されている
葉は互生し、新葉を摘んで緑茶にする
花は10~11月 枝先の葉腋に下向きに咲く
果実は蒴果 2cm程のほぼ球形で熟すと3裂する
中の種子は1.5cmほどの球形で褐色で滑らか
茶には発汗 興奮 利尿作用のあるアルカロイド類 下痢止めの効果のあるチャタンニンなど色々な成分が含まれている
緑茶とミカンの皮 山椒を煎じて飲めば風邪 頭痛に効く
緑茶の粉末、乾燥したショウガ粉末を等分に5g服用すると下痢に良い