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カワヅザクラ

2019-12-15 | 樹木 草花


都心の公園でもうカワヅザクラが咲きだした
早咲きの品種ではあるが、かなり早すぎる開花だ

昭和30年頃に静岡県河津町で見つかった早咲き品種
カンヒザクラとオオシマザクラの自然交雑により生じたと考えられている
原木は河津町の民家に植えられ、これが広まり今では河津川畔を中心に8000本以上植えられている
例年2月になると早春の風物詩、一足早いサクラで賑わう

花は3cm程有り、花弁はピンク色で色むらがある 大きさは16mmほどでほぼ平らに開く
萼片は先が鋭く尖り、内側に巻き込む 下部に角張りがあり1~2個の鋸歯がある
萼筒は長さ8mmの太い釣鐘型 無毛で艶やか
最下の苞は広いくさび型で1mm以上の粗い鋸歯が目立つ